CGL125 トップギアインジケーターの増設

(これは過去ネタです)
ヘッドライトのH4化で参考にさせていただいた、雷太さんの「YBR125ダイアリー」を眺めていると気になる記事がアップされていました。
(話が前後しますが、ヘッドライトのH4化についてはいずれ公開します)
それは2013年式YBRに装備されているギアシフトポジションのインジケーター配線を利用して「トップギアインジケーター」を追加改造するという内容でした。

YBRなどのリターン式ギアのバイクでは5速巡航からの「幻の6速」に入っても、無いギアを探すだけで済みますが、ロータリーギアのCGL125で同じことをやると当然ニュートラルに入ってしまうわけです。
実際、ギアチェンジしたつもりが「ニュートラルに入って盛大に空ぶかしという恥ずかしい思いを何度もしていました。
CGL125には「シフトポジションインジケーター」が標準で装備されていますが、この改造を施せば走行中にギアの確認でインジケーターを見るよりも、5速に入った時点でランプの光が視界に入ってさえいればそれが判る、というメリットもあります。

ロータリーギアのCGL125では大変役立つ改造だということが一瞬で理解できましたよ!

そんな訳で早速CGL125のサービスマニュアルに載っている配線図を確認してみると、シフトポジションスイッチを発見。

配線図によると5速の配線は(Lg-薄緑/Bl-黒)であることが判ります。

次にライトケース内部の配線図を見てみます。

ケース内にある配線にLEDランプの配線を割り込めばOK!だという事が判りました。
キーONで連動するACCはメス端子の空きがあるのでそこからギボシで分岐した5速の配線(Lg-薄緑/Bl-黒)に落とす形で設置すれば良さそう。
具体的にトップギアインジケーターが設置できることが判ったので改造に取り掛かることにしました。

まずはLEDランプを入手します。
上手い具合にヤフオクに小型のLEDランプが出品されているのを見つけて速攻で落札。
外径7mm、ネジ径6mmというサイズで、夜間走行時でも眩しすぎず取り付け場所の自由度もあり、ベストな選択と言えそうです。

視界に入るだけでその状態を認識できる色としてランプの色はイエローを選びました。
メーターの照明、各種インジケーターの色と被らないのがイエローという訳です。
(メーター照明はオレンジ、ニュートラルは、ハイビームは、ウインカーは

LEDランプが届き、必要な部品を揃えて取り付けをします。
LEDランプは配線が20cmと短いため、ライトケースまでの分を延長します。

取り付け後の様子。
トップブリッジカバーの適当な位置に約6mmの穴を開け、LEDランプを取り付け裏側からナットで固定します。
走行中の振動でナットが緩むため、グルーガンで固定します。

この位置に取り付けました。
小さくて目立ちすぎず、ちょうどいいサイズです。

続いて配線の加工です。

配線図を参考にシフトインジケーターの「薄緑/黒」の配線を探し、割り込み用のギボシダブル端子を増設します。
ACCの配線にはメス端子の一つが空きになっているためここに差し込みます。

LEDランプを取り付けたトップブリッジカバーを取り付けます。
配線はイグニッションキーの脇にちょうどいい隙間があるため、ここに通してからライトケースへ通します。
カバーがあることで、配線が雨に濡れない位置に通せて都合がいいです。

配線をライトケースまで引き込んだら増設したギボシ端子に接続します。

ACCの空きメス端子と5速配線に設置した割り込み用のダブルギボシ端子にLEDからの配線を接続、点灯するか確認をします。

点灯の確認ができたら配線をライトケースに収め元通りに組み立てます。

完成です!
ギアが5速に入るとイエローのランプが煌々と輝きました!
改造後は「幻の6速」に入れることが激減し効果が大きいことが証明されました。
これは比較的簡単で満足度の高い改造でしたよ。

シフトポジションインジケーターが装備されていないバイクでも車種によっては、シフトポジションスイッチを入手することで増設は可能だと思います。
(リターン式ギアのバイクにはあまり必要性を感じませんが・・・)

雷太さん、大変有用なネタを提供していただきありがとうございました!
その後ご本人にお披露目する機会がありましたよ

コメント

  1. cg125に乗ってます。メーターを社外品に交換さしました。シフトインジケータが不要になりましたが、シフトインジケータの配線は取り除く事は可能ですか?

    • メーターを交換したとのことなので、メーター側のシフトインジケーター配線は一緒に撤去済みという前提でいうと、メインハーネス内のシフトインジケーター配線をとりのぞく、という解釈であってるでしょうか?
      そうであればタンク・シート等の外装を外しメインハーネス単体にしないとインジケータ配線のみを取り除くことは難しいと思います。

      CG125の配線がどうなっているのか知らないのでなんとも言い難いですが、外したシフトインジケーターのメインハーネス側ソケットをビニールで覆うなりしてライトケースに置いておくというのが一番手間がかからない気がします。

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