CGL125にLEDフォグランプを取り付けてみる 準備偏

他の中華125ccバイクと同様にCGL125も夜間走行時のヘッドライトの暗さと配光の悪さは優先的に改善すべきポイントでしょう。
購入後早い時期にBA20DハロゲンバルブやH4Rバルブを導入、その後純正マルチリフレクターヘッドライトの配光の悪さを改善すべくライトのレンズをスズキウルフ250ホンダVT250スパーダのガラスレンズに交換して配光の問題に関しては一定の改善を果たすことができました。

ガラスレンズへの交換によりバルブをH4化することはできましたが、発電量不足から通常の55wバルブを入れるとバッテリーが上がってしまうという問題が起こり、純正ライトと同じ35wのバルブを使わざるを得ないというなんとも微妙な改造となってしまいました。

ジェネレーターを強化して発電量を増加させる手もある訳ですが、パーツ入手にかかるコストが人柱覚悟のチャレンジとしては高すぎるので、安価に済ませられそうな別の手段で解決を試みることにしました。

という訳で暗いヘッドライト光量を補う目的でフォグランプ(補助灯)を取り付けることにしましたよ。
(見た目も変わっていかにも”カスタムしました”www って感じになるしね!)

いろいろ調べてみた結果、少ない電力でそこそこ明るく照らせるということで「バイク用LEDフォグランプ」というものを入手してみました。


ちなみに今回購入したランプの照射角度は10度以下の狭角なので、いわゆるフォグランプといえるものではありません。
日本の保安基準によるとスポットランプドライビングランプなどの補助灯は「前部霧灯」とされるそうなので、当ブログの記事中でも「フォグランプ」と記載することにします。


とりあえず、
【ノーブランド品】2個セット 本体黒 CREE製 30W 砲弾型 LEDヘッドライト プロジェクターLED フォグランプ ブレット型 外置き バイク用ライト 防水 1年保証 (U3-B*2)
と、ランプのON・OFFスイッチとして
LEDリングイルミネーション埋め込みプッシュスイッチ12V16φ
を通販で購入。

まずは届いたフォグランプを確認してみます。

購入したフォグランプの前面にある凸レンズを固定しているリングを外してみると、中にグレア対策と思われるゴム製のリング状の遮光板があり、ランプ本体に固定された基盤の真ん中には小さなLEDが見えます。
このちいさなLEDの光を凸レンズで集光して遠方に飛ばす訳ですね。


書かれているレビューによるとランプの消費電力は10w程度だそうで、2灯で点灯するとプラス20wになるから55wのH4バルブをつけたときと同じになっちゃうな。
よく考えずにノリで買っちゃったけど、これじゃ意味無しの無駄遣いになるかも。
どうせ夜間走行時しか点けないから、とりあえずまぁいっかw


後側から出ている配線にはプラスチックのねじ込みカバーがあって、防水処理としてコーキング材が付いてますがどうにも見当違いな場所だったりします。
これでほんとに防水といっていいの?って感じの仕上がりですw

バイク本体への取り付け部は2本のネジで固定されていて、この部分は以前のモデルから改良されているようです。
ここの部分には防振と防水効果を狙って穴を開けたゴム板とコーキング材を付けてみることにしましょう。

ランプ本体の確認が済んだところで、次に配線をどうするか考えてみます。
低消費電力ということですが、今回はポジションランプのON・OFFと連動したリレー付きの配線にすることにしました。

ここでフォグランプを取り付けるにあたって保安基準を調べてみましょう。
(詳しくはここに書いてあるので興味のある方はどうぞ)
取り付け位置などについては割愛しますが、フォグランプの点灯動作についてざっくり言うと

  • フォグランプの点灯操作状態を運転席の運転手に表示する装置を備える
  • ポジションランプ点灯時にフォグランプの点灯が可能かつ消灯できるようにする

ということなので、点灯操作に関してはポジションランプの点灯をトリガーにしてリレースイッチを連動、スイッチはフォグランプ点灯時に内蔵されたLEDイルミネーションを発光させる形としました。
上記の条件で考えた配線図は以下の通り。

ランプへの配線はリレーの配線を参考にし、スイッチについてはこちらを参考にしてスイッチONでフォグランプの点灯と同時にスイッチのLEDリングイルミネーションが点灯し、点灯動作状態が判別できるようにしました。

(余談ですが、このスイッチは接続端子Bに配線することでスイッチOFFでイルミネーション連動点灯させたり、イルミネーションとフォグランプを連動させない配線にすることでスイッチOFFでイルミネーション点灯・フォグランプ消灯や、スイッチONでイルミネーション消灯・フォグランプ点灯などいくつかのパターンで動作させることもできます)

配線が決まったところでリレーハーネスの加工に取り掛かります。

フォグランプ本体から出ているコードは細線でギボシが取り付けられないため0.5sqの線にカシメで変換、平型端子を取り付けます。
(クランプの固定用ボルトは付属のものだと短くて取付できない事がわかったためM6x25mmの六角穴つきボルトを別途購入しました)

スイッチには逆起電力対策としてエーモンの整流ダイオード1555を購入して0.5sqのケーブルとともにハンダ付け。
熱収縮チューブでカバーした上からハーネステープで保護しました。

スイッチの取り付け位置はトップブリッジカバーのトップギアインジケーターの黄色LEDを右端に移設した上で新たに穴を開け直して取り付け。
運転席からのフォグランプ点灯操作状態を確認できる位置としました。

スイッチはトップギアインジケーターのLEDランプと同様ナットで固定するタイプなので、振動によるナットのゆるみ止め効果を狙ってグルーガンで一部固定しました。

リレーを設置する位置を決めてから、スイッチとバッテリーの位置に合うようにハーネスを作成、配線と各部品を組んだ上で手元にあったPC用外付けハードディスクのACアダプターから12V電源を取り出して点灯テストをしてみました。
フォグランプ本体とスイッチのLEDイルミネーションが連動した状態での点灯を確認して準備は完了!

今回の準備偏はここまで。
次回は実際にバイク本体に取り付けてみますよ。


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コメント

  1. このフォグランプをチェックしてました。
    コスパが、お気に入りです。
    電気容量で保留状態です。
    使用状況等、お会いしたときに詳しく教えてください。

    • コメントありがとうございます。
      この商品のレビューにはKLX125にリレーつきで取り付けた例があるのでいけそうな感じですが、CGLと同じく発電量が少ないそうですね。

      先ほど取り付けましたが、ご期待に沿える結果にはなりませんでした。
      詳しくは取り付け偏で。

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