LEDヘッドライトバルブを手に入れた

前回の記事で、曇ってしまったVT250スパーダのヘッドライトレンズからクリヤーなエストレヤのレンズに交換して、ケース内の配線見直しと明るさもアップして一段落した我がCGL125のヘッドライト。
ここまでメーター照明やインジケータをはじめとして、リアストップランプ、ウインカーの順でLED化を進めてきましたが、今回唯一残されていたヘッドライトをLED化する事にしましたよ。

入手したのはこのバルブ。
配光・光量ともハロゲンバルブと同等のものとして、すでにYB125SPで実装実績のあるバイク用H4型LEDバルブです。
よくある安価なファン付き片面発光のLEDバルブと違って、Hi、Lowの発光部がハロゲンバルブと同位置にあって配光が良い具合だそうです。


このバルブを装着しての詳しいレポはすでに公開されているので以下のブログ記事を参照してくださいね。
YB&YBRダイアリー:「LEDヘッドライト球を試してみた


という訳で、同じことを書いてもしょうがないので今回手に入れたLEDバルブと、これまで装着していたH4ハロゲンバルブの違いなどを書いてみましょうか。

まずは外観。
金属を削り出したバルブ本体に面発光タイプのLEDが、Lowビームが上側、Hiビームが下側に配置されています。
なかなか丁寧な作りで安っぽさはありません。
ファンレス構造のため熱が心配なところですが、この削り出し金属筐体が効率よく放熱してくれるのでしょう。
「2018/07」の印字は製造年月でしょうか?ごく最近の製造のようで、それだけ評判が良く数多く売れているということなのかもしれません。

ヘッドライトレンズへの装着は、普通のH4ハロゲンバルブと同様で、特に問題なく取付けできました。
物によってはこの部分の厚みがハロゲンより大きくて固定バネが閉まらない物もあるようですね。

H4LEDバルブとH4ハロゲンバルブの比較です。
見ての通りLEDバルブの方が前後にサイズが大きいです。
Lowビームの発光位置はほぼ同じ場所。

バルブ下側の比較。
Low同様Hiビームの発光位置もほぼ同じ位置です。

ちなみにLowビーム点灯時は上側のLEDのみが発光し、Hiビーム点灯時は上側Lowと下側Hiが同時点灯となります。
一応ハロゲンバルブと同じような発光動作となりますが、Hiビーム時に上側Lowビームが近距離部を照らす為全く同じ配光になるわけではありません。
よってハイビーム時には若干光量が低下する傾向に感じる為、ハロゲンバルブから交換した直後は違和感を感じることもあるでしょう。
考えようによってはハイビーム時でもLowの近距離からHiの遠距離まで照らすことになるので、環境や人によっては良好に感じることもあると思います。

続いて防水キャップというかダストカバーというか、ゴムのキャップを取り付けた時の違い。
H4ハロゲンでは元々それ用にできてるので何の違和感もありませんが・・・

今回入手したH4LEDバルブは後部が約7mmほど長いためソケット部がその分はみ出します。
ヘッドライトケースの中が配線でいっぱいの場合、ハーネスに負担がかからないように取り回しを工夫する必要があるかもしれません。

という感じで目に付いた違いを書いてきましたが、実際に装着して夜間走行をした感想など。
まず今回入手したLEDバルブの色は「白色」ですが、色温度7600ケルビン相当のため「白色光」を通り越して「青白い」色に見えてしまい、バルブ自体の輝度はかなり明るいはずなのに環境によっては色温度のせいで若干暗く見えてしまうということがありました。
ただ電球色ハロゲンバルブ装着の車両が多い中、色温度の高いホワイトバルブということで他車からの被視認性は良好だろうという部分はメリットとも言えそうです。

配光については純正マルチリフレクターからガラスレンズのヘッドライトレンズに取り替えてあることもあって、ハロゲンバルブと同等の広い配光で夜間走行時の視認性は良好です、
ただ今時の異形タイプマルチリフレクターヘッドライトではLowビーム時の配光に問題が出る場合もあるようで、こればかりはそれぞれ取り付けてみなければわからないようです。

配光・明るさともに良好な今回入手したLEDバルブですが、上記したように白色光が好みな方には色温度が高すぎてちょっと違和感を感じることもあるようなので注意が必要かな。
ハロゲンバルブに近い見え方が好みな方には色温度4500ケルビン程度の「ウォームホワイト」も用意されているのでそちらを選んだ方がいいでしょう。

今回CGL125のヘッドライトをLEDバルブに交換した理由としては、すでに良好なガラスタイプのH4型ヘッドライトレンズに交換していたことから「明るさ」「配光」の改善を目的としてはいなかったため、主に低消費電力なLEDバルブ採用による消費電力の低減が大きな理由となります。
バッテリー容量が大きい割に発電能力の貧弱なCGL125ですから今回で達成した灯火類のフルLED化で、電装系にかかる負担はかなり軽減できたのだろうと思います。
特にツーリング時など、カーナビゲーションとフォグランプを同時使用しての夜間走行時には安心感があると思います。
送料別で約2,000円程度なので、耐久性の面で問題がないならまあまあいいんじゃないでしょうか。

ちなみにこのLEDバルブですが、H4化されていないCGL、CGやYBR、GNの純正ライトでも採用されている「BA20D」対応の物もあるようなので、暗すぎて不安な純正ヘッドライトバルブのリプレースの選択肢としてはアリかもしれませんね。

最後に交換後のLEDヘッドライトの点灯状態の写真を載せておきますね。

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