自作油温計のケースが壊れた

自作油温計のケースが壊れたということなんですが、大雪が降って大騒ぎになった先週の関東地方ですがうちのほうでもたくさんの雪が降ったのは同様で翌日の雪かきで筋肉痛になった身体はまだ癒えることがなく何をするにもやる気が起きないこの週末。

その雪かきでバイクカバーに降り積もった雪を下ろしている時に「バキ!」という嫌な音を聞いたような気もしましたがその時は疲れていたこともあってあえてスルーしていましたが、後日バイクカバーを外してみると目に飛び込んできたのは自作油温計のケースが破損したこの有様。

自作油温計のケースが破損した

無残にもバキバキになった自作油温計のケースのフタ部分。経年劣化でもろくなっていたからか、積もった雪の重さも加わって豪快な割れ方をしていました。

破損したケースのフタ部分

まずは現状確認という事で破損した自作油温計のケースのフタ部分を取り外します。車体下に落ちてた割れたフタ部分のその他の部品を合わせてみたら欠品なくぴったりでしたが、経年劣化したポリプロピレン製ということで接着補修というわけにもいきません。

2018年に取り付けたこの油温計ですが、ここ数年曇ってしまって表示が見えにくくなっていたこともあるし、この時にケースとして使ったダイソーの「トリプルパック」の余りもあることですから新しく作り直すことにしましょうか。

ケースが破損した自作油温計の動作確認

とりあえずメインスイッチオンで油温計自体は問題なく動作することを確認。今回の作業はケースのみの交換という事で済みそうです。

自作油温計の本体をケースから取り外す

ケースから油温計本体を分離しなければなりませんが、配線を取り外すためにライトケースを開けたり各センサーを取り外すのが面倒なんだよなぁと思っていましたが、ケースから表示部本体を引き出してみたら車体から電源や各センサーの配線を取り外す必要はありませんでした。
取り付けたのが何年も前のことなので忘れていましたが、本体と各配線はコネクターで接続されていましたね。

上から「電源」「表示上(赤)」「表示下(青)」ですが外してしまうとわからなくなりそうなので「表示上(赤)」のコネクターに赤のマジックで印を付けておきました。

分解した自作油温計のパーツ

破損した自作油温計のケースをステーごと外してここからは室内作業です。ケースとステーを強力両面テープで接着してあるのでこれを剥がさなければいけませんが、今の時期は気温が低くて剥がしにくいのでヒートガンで温めながらゆっくりと外していきます。

このあとは外したケースの穴の位置を確認して新しいケースの同じ位置に同じサイズの穴を開けていきます。ポリプロピレン製で素材は柔らかいのでピンバイスで穴を開けてリーマーで拡大していきます。
穴あけ自体は難しいことはないですが、開けた穴のバリの処理が面倒ですね。

穴あけが済んだケースとステー他

ステーには以前はカーボンシートのシールを貼り付けていましたが面倒なので今回は黒マジックで適当に塗りつぶしておきました。塗りムラがひどいですが目立たない場所なのでこれでいいでしょう。

ステーとケース本体を強力両面テープで接着しトラスネジとキャップナットで締め付けて完成。再び外に出て車体へ油温計を取り付けます。

自作油温計の新しいケースに配線を通す

自作油温計の電源とセンサーの配線をケース下側に開けた穴に通しますがこの時にブッシュをはめるのが今回の作業で一番大変でした。そのままだと抵抗があってなかなか入らないですから、配線の保護チューブとブッシュにシリコーングリスを塗って滑りを良くしておくことを忘れずに。

自作油温計の動作確認

各コネクターを繋いで一旦動作確認。配線の間違いや動作不良もないのでケースに収めて今回の修復作業はおしまい!
自作油温計の曇って見えにくく壊れてしまったケースも新しくなってスッキリしました!

ケースの交換を終えた自作油温計

寒い時期ということもあって作業を先送りにしていましたが概ね二時間ほどで終えることができました。

自作油温計は場所的に常に紫外線にさらされる環境なのでいつかはケースの取り替えが必要だと思っていましたが、5年以上使えたので次回の交換は当分先のこととなるでしょう。
ケースの予備はまだ三個もあるし油温計本体が壊れなければしばらく面倒な作業をしなくてすみそうです。

しかし上の写真を見ての通りですが、日中は表示が見にくいんですよね。
フタ部分の透明度を上げたりすれば良いんでしょうが、走行中はたまにしか見ないし、見えにくければ左手の手のひらをかざしてやれば確認はできるのでこれで良しとしておきましょう。

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