春の定期メンテナンス2024ということで前後ブレーキ清掃とオイル交換を実施しましたよ。
以前は思いついた時に実施していたブレーキ清掃・オイル交換ですが、ここ数年は春と秋の半年ごとの二回にしました。最近は年間走行距離が5,000kmを超えることが少ないのでブレーキの汚れ具合やタッチの変化・オイルの汚れ等を考えると半年スパンで十分です。
ということでまずはフロントブレーキの清掃から。
10年も乗ってるのですっかり慣れた作業ではありますがそれでも面倒なことには変わらないです。
ブレーキシューの厚みは3.3mmくらいでやや減り気味ですね。あと数年以内に交換でしょうか。
各部を清掃後グリスアップして元どおりに組み付け。
続いてはリアブレーキ。
こちらも各パーツの状態を確認しながらを掃除してグリスアップ。
4年前に35,000kmで新品交換したハブダンパーは前回の定期メンテナンスで裂けてしまっていたので外して保管していた新車購入時に装着されていたものに交換しましたが、今回の点検時には若干痩せてはいるものの状態は特に問題ありませんでした。
もっともこの冬の間はあまりバイクに乗っていなかったので劣化もそれほど進まなかったようですね。
(リアブレーキシューの厚みを計測し忘れました)
ところでここ5年くらいホイールを外す時のアクスルシャフトの抜き差しに抵抗を感じるようになったのですが、触ってみると経年による表面の荒れや段付きが発生しているようだったのでボンスターなどのスチールたわしで表面を軽く均してみました。
段付きは完全に取れたわけではありませんが表面がツルツルになってシャフト挿入時の抵抗感は少なくなりました。
私の場合これまで半年おきの清掃を実施してきたこともあってこの程度で済んでいるのですが、全く触らず放置された車両などでは固着して外せないケースというのもあるのでしょうね。
アクスルシャフトを締め付けた後はシャフトは固定されていて回転することはないですが、こういったメンテナンス時にうす〜くグリスを塗っておくのはサビや固着防止に役立つのだろうと思います。
リア周りを組み付けドライブチェーンの張り調整をして前後ブレーキの清掃はおしまい。
ドリブンスプロケットの歯の状態は良好でしたが前回のドライブチェーン交換からもう3年半で11,800km走行なのでそろそろも交換も視野に入れたほうがよさそうです。
最後はこちらも半年ぶりのオイル交換です。
記録を見ると前回のオイル交換から約半年で1,400kmしか走っていませんがこの際なので交換します。
ちょうど800㎖分の適当なエンジンオイルが余っていたのでこれを投入します。
CGL125のOHVエンジンは安い鉱物油でも調子が悪くなったりしないのでオイルが値上がり傾向の昨今はとても助かります。
こんな感じで10年維持していますが高いオイルでなくても定期的に交換しておけば問題ないでしょう
古いオイルを排出しつつネオジム磁石を付けたドレンボルトに付着した鉄粉の様子を確認しておきます。
細かな鉄粉が付着しているのが見えますがおおむね良好。
排出されたオイルは走行距離の少なさもあってあまり量が減ってなくて乳化も無くこちらもおおむね良好でした。
ドレンパッキンを新品に変えてオイルを投入しておしまい!・・・
と思いましたが、自作内圧コントロールバルブの汚れが目に入りました。
エンジンオイルの投入後に改めて内圧コントロールバルブの様子を確認。
この冬の間にブローバイガスから分離された水がドレンホースの半分ぐらいまで溜まっていました。
この水が分離されることでエマルジョンの発生はあるもののクランクケース内には落ちにくくなっているので冬季のエンジンオイルの乳化を防ぐのに役立っています。
自作内圧コントロールバルブを分解してパーツクリーナーで清掃、各部を点検して再度組み付けて今回の春の定期メンテナンス2024は終了。
ここのところバッテリーが弱り気味でセルモーターによるクランキングが弱々しいですが、キック一発で点火するので始動性は良好でしたね。
例年厳冬期には雪が降ったり強風によるホコリによる汚れが多く付着するので洗車もしたいところでしたが日没間近だったので今回はここまで。
シリンダー周りにはエンジンオイルの滲みなども見られますからやはり近いうちに洗車をしておいた方が良さそうです。
寒さも和らいできてあと何日か経ったら桜の季節も到来ですから、メンテナンスが済んだバイクで気持ちのよい春のツーリングをしたいですね。
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