10年乗った! CGL125はこれからも走り続ける

2013年12月28日に新車購入して我が家へやってきた「HONDA CGL125」はこのたび満10年を迎えることとなりました。

10年前に新車購入CGL125

この写真は購入したお店から引き取ってきた翌日に撮影したピカピカな新車の我がCGL125です。
もう10年も見続けているので慣れてしまいましたが、この時はスーパーカブみたいなチェーンカバーが付いていてフロントブレーキはドラム式だし、何と言ってもタンクからサイドカバーを経てリアカウルへ続く変なグラデーションカラーはお世辞にもカッコいいとは言えず、周囲の評価も概ね同様な感じで四角いメーターがダサいだの散々な言われようだったのは致し方ないものでした。

しかしそんな周りからの良くない評価を一蹴するほどの魅力というものが存在し、それは他のオーナーも同様であろうこのバイクを購入するに至った一番の理由というのは、

価格の安さ

であったのは間違いのないところでしょう。

さて、そんなCGL125を購入した時の様子はどうだったのか?当時のことを振り返ってみると・・・


あれは10年前の12月半ば頃の話、夏頃にネットでチェックしていたあるバイクの価格が大幅に値下げされたことを知り、その安さに釣られて購入を決めた自分はとあるバイク店へと足を向けた。
一応現車確認をしてから購入の判断をしようという建前ではあったが、訪問したチェーン店の店舗には目当てのバイクの在庫がなく、しかしわざわざお店へ行ったくらいなので実際のところは最初から買う気満々だったということもあり一秒ほど悩んで他店から取り寄せてもらい購入することを決意。結局現車を見ることなく内金を払ってその日は帰途についた。

そして指定された車両の引き渡し日当日、お店へ向かう道すがらこれから引き取りに行くと連絡を入れてみると、「今来られても困ります!」などと想定外の返答を受け、「今日が指定された引き取り日なのだが、ではいつ行けばいいのか?」と問うと「二時間後なら」と言うではないか。
仕方ないので途中で二時間ほど時間を潰して指定の時間にお店に到着すると「想定外の来客」といった様子の店員は気だるげに準備をし始めた。

残金の支払いと加入済み自賠責保険の確認、取得済みのナンバープレートを渡すとそこからさらに30分ほど待たされ日没を迎えた頃にようやく奥から一台のバイクがあらわれた。
一通りの説明もなく引き渡されたそのバイクにまたがってお店を出るとチェーンカバーの中で派手にガチャガチャと鳴るドライブチェーン。そして最初の信号が赤になり減速するも豪快に空振りするリヤブレーキ。

不安を感じつつ道中のガソリンスタンドで一旦停止させ、給油したついでにリヤブレーキのアジャスターを調整、なんとか無事に帰宅したもののすでに辺りは真っ暗で車体の確認などできようはずもなく、新車を買ったという高揚感を味わうこともできずにバイクにカバーをかけその日を終えることとなった。


なんというか、10年も前のことなのに鮮明に記憶が蘇ってきましたwww
自分の中ではよっぽど印象的な出来事だったのでしょう。

そんな最悪と言ってもいいような納車日の翌日、記録ということで写真を撮りながら前日にできなかった各部の点検・整備をしてから試走に出てみると、前日に受けた納得のいかない扱いなどはもうどうでも良くなってしまい、久しく忘れていた「これこそがマニュアルミッションのバイクを走らせる楽しさだ!」という感覚を思い出し、そうなるともう、このバイクの見た目や周囲の悪い評価を気にすることなど取るに足らないことなのだ、と妙に納得してしまったのでした。

もちろん誰もが羨むカッコいいバイクを所有するということの意味は理解できるが、やはり自分はというと二輪車特有の操作感とその楽しさというものが見た目を上回る一番の魅力であることを感じさせてくれただけで十分であったし、このバイクの魅力が「価格の安さ」だけではなかったことも分かったので、ならば「10年は乗り続けてやろうじゃないか」とこの時はそんな決意をしたものです。(笑)

中国製の輸入バイクということもあって、かつ販売店の世話にはなれない状況だから維持管理には相当な苦労を伴うであろうことは覚悟してたし、過去最大のピンチとなったトランスミッションの3速のギヤのギヤ欠けというトラブルに会いながらもなんとかそれを克服し10年を迎えることができたのも、先んじて輸入バイクを購入し様々な情報をブログ等で提供してくれた偉大な先人たちのおかげであったことは疑いようもなく、だからこそ今度はいつか誰かの役に立つことを願ってこのブログの立ち上げここまで続けてきたという訳なのです。
(ちょっと大げさかな?w)

10年を迎えた2023年のCGL125

10年という節目だったこともあり他人からしてみたらどうでもいいことをあれこれと書き綴ってしまいましたが、言いたいことは

CGL125はこれからも走り続けますよ!

ってことです(笑)

なのでこれからも生暖かく見守っていただけるとありがたいですね。
あと何年乗れるのかなぁ。

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