CGL125に油温計をつけてみよう センサー取付編

しばらく空いてしまいましたが油温計取付の続きですよ。

前回は油温計の取付の準備として取り付けるセンサーの場所と部品の加工までを書きましたね。
今回は加工済みのセンサー付きオイルストレーナーキャップの交換取付をしてみます。
穴あけ加工をしたストレーナーキャップからオイルが漏れないかどうか、その検証をした上でなければ油温計本体の取付には進めないですからね。

という訳でオイル交換に伴ってセンサーの取付加工をしたストレーナーキャップの取付をしますが、以前の記事で予告した汎用Oリングの交換もしてみます。

使用するのはジョイ本で購入したOリング、NBR 34.4×3.1mmです。
二個入りで純正品より安かったと思います。
指定の純正Oリングはサイズが35x3mmなのでぴったりサイズではありませんがストレーナーキャップの溝に隙間なく収まりました。

タオバオ購入の社外品ストレーナーキャップに付属していたOリングより確実に品質は上に見えます。
NBRなので熱で溶けたりといったこともないと思います。
ねじ止めで取り付けたセンサーと今回交換するOリングからオイル漏れを起こさないようなら成功と言えるでしょう。

取付です。
オイルを抜いている間に外した純正ストレーナーキャップとの比較をしてみましょう。
外観の見た目以外にパーツ自体の肉厚(社外品は肉厚が薄め)と六角部のサイズが純正22mmに対して社外品24mmという差がありました。

キャップ内側から見ると違いがよりはっきり分かりますね。
ネジ部の肉厚の差とOリングが嵌る溝部分の作りに違いがあります。
純正品でもそうですが、この社外品を取り付けるときは締めすぎて亀裂が入らないように気をつけなければなりませんね。

オイルが抜けたらドレンボルトを締め付けた上でセンサー付きストレーナーキャップを取り付けます。
この状態ではトルクレンチが使えないので、手回しで止まらないところまで締めこんだら24mmのメガネレンチでOリングが潰れる感じまで軽く締めこんで終了。
締めすぎはまずいけどオイル漏れするようなら増し締めすればいいからこのくらいにしておきます。

さてこのままではセンサーから伸びるコードがブラブラしたままで具合がよくありません。
最終的に油温計まで配線する際の固定方法も考えなければなりませんね。

で、ここに使用する固定金具にこんなものを使ってみます。
以前10円ジャンクコーナで見つけた何かのケーブルクランプと思われる金具です。
最初はなんとかして自作しようと思いましたがちょうど良さそうなものが10円で手に入りました。

金具の一部を折り曲げてからクランクケースカバーのボルトと共締めします。
センサーのコードを90度前側に曲げてクランプに通しますが、無理が掛かるような曲がり具合ではないし位置もおあつらえ向きといっていいほどのシンデレラフィットでした。
クランクケースの下側かつシフトペダル上の爪先からは触れない位置だし、油温計本体とはこの位置でセンサーの延長ケーブルと2Pコネクターで接続されるのでちょどいい位置に設置出来たと思います。

センサーケーブルを傷つけないようにスパイラルチューブとハーネステープで保護して終了、とりあえず今回はここまでとします。
しばらくはオイル漏れなどトラブルがないか様子を見て、その間に油温計本体の設置場所と電源取り出しの加工について確認をしてみたいと思います。


「油温計」関連のその他の記事は↓のタグからご覧ください。

コメント

  1. ホンダ乗ってたときはよく割りました、きゃっぷ。おーりんぐが熱でへたるのに何度も使い回し、溝に細切りビニテ巻くわシールテープ巻くわ。小さいリング入れたり。

    • コメントありがとうございます。

      見た目も構造的にも締めすぎて割ってしまいそうなキャップですよね。
      実際このキャップに亀裂が入ってオイル漏れするケースは少なくないようで、Oリングと共にライコに純正品在庫があるのも需要があるからなのかもしれません(笑)

      ちなみにCB125JX(JC09)のサービスマニュアルによると、このキャップの締め付けトルクは
      1,0-2.0kg-m
      だそうです。

  2. こんにちは おしえてください
    このオイルフィルタ-キャップでの温度計の表示は何度でしょうか?
    僕のCG125Fiにはオイルフィルタ-キャップにセンサ-取付て最高最低の表示ができる
    秋月電子 https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-01745/ これを取付ています
    最近の最高はたしか94.5℃??
    昨日OBD2でみたら高温の警報が出たんでようは、熱ダレするような温度は何度なのか
    教えてほしいです

    • motoge様
      コメントありがとうございます。

      そうですね、私のCGL125の油音は普段使いでは夏は概ね60~70℃、冬は50~60℃辺りで、滅多に80℃以上になったのを見たことがありません。
      運転の仕方やどのあたりの回転を使っているか?人によって違うでしょうし、油温計に使っているセンサーが違うから今装着しているものはあまり当てにならないと思います。

      以前取り付けていたフィラーキャップの代りに取り付けるタイプで夏場に90℃くらいの表示になったときは熱ダレのような症状が出たので、そういう意味ではODB2の警告は違和感がないような気もしますね。

      参考にならない情報で申し訳ないです。

  3. すんやさん ありがとうございます
     今日の通勤で15分ですが自作温度計65℃でOBD2からは90℃でした30℃~45℃ぐらいOBD2からの表示は開きが有りました。
    まあ純正の温度センサ-の取付位置がシンリンダ-の上部ですのでけっこう高い数値になると思います。たしかに自作温度計で90℃超えるのはこの夏場ほとんどなかったんで少々気になりました。
    部品タオバオで入ったら純正温度センサ-単体で温度測定してみます。
     ありがとうございました。

    • motogeさま

      まさにおっしゃる通りで計測位置での差を考慮しなければいけないわけですね。
      ご存じの通り私のCGL125ではストレーナキャップへセンサーを取り付けてあるのですが、これはヘッドカバーからシャワーのように降り注ぐオイルでヘッドを潤滑・冷却し、プッシュロッドやカムギヤーを潤滑しつつさらに冷やされたオイルの温度を測っているともいえるわけです。
      で、当初ヘッドカバーのオイルプレッシャー計測用と思われるルートのボルトの代りに、ヘッド周りでの油温測定を検討したこともあるのですが、諸々考えたうえで見送ることにしました。
      何を目的としてどこで測るか?で設置位置は変わってくるものだと思いますが、どこで測ろうが油温の上昇・下降の状況等、目安としての役割は果たすだろうと考え今の位置で妥協することとしました。

      Fi車の純正温度センサーは自作のものより信頼性が高いと言えるでしょうから、そちらを基準にするほうが良いのでは?と感じます。
      続報お待ちしております!

  4.  やはり同様なことを考えていらっしゃいますね、私もヘッドカバーのオイルプレッシャー計測用と思われるルートのボルトに温度センサ-かプレッシャ-ゲ-ジつけようかなと思ったんですがテ-パ-ねじは50CCのスク-タ-で加工がうまくいかず漏れ漏れであきらめた事があります・
     また間違えかもしれませんが、
    Fi車の純正温度センサーはオイルの温度というより燃焼室の温度を何らかの係数を足して計測している値かもしれません。自作の温度計よりOBD2の温度計の方が温度の立ち上がりが早いから、
    しかし走行中はタブレットで見ていますがやはり老眼ではきついです とほほほほ

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