TAKEGAWAの油温計(100円のジャンク品)を取り付けるために1,300円もするセンサーを購入して、結果油温計本体の故障で残念な事になったのは以前お伝えした通り。
1,300円もしたセンサーをこのまま死蔵させるなんて到底納得できないので、改めて油温計の取り付けにチャレンジしてみる事にしましたよ。
(まあ単に引っ込みがつかなくなったというだけなんですけどねw)
とはいえ、壊れたTAKEGAWAの温度計を新たに新品で購入し直すというのも芸がないので、より機能アップを図りつつ安価に実現させる、というコンセプトの元にまずはこんなものを購入してみました。
某密林で見つけた「赤+青デュアルディスプレイLED温度計」という、2本のセンサーで2箇所の温度を計測・表示できるという500円程度のデジタル温度計です。
電源は4V〜28Vまで対応なので電圧が一定しないバイクでの使用でも安心だし電池での駆動もできそう。
使い方としては2本あるセンサーのうち1本は以前CGL125のオイルストレーナーキャップ取り付けたTAKEGAWAの温度センサーに接続して油温表示に。
もう一方のセンサーはそのまま車体のどこかに設置して外気温計にしようとの目論見です。
油温計は夏場の熱ダレしやすいCGL125のOHVエンジンの状態確認のために欲しかったし、外気温計は冬季の路面状況の把握などに役立つだろうと思ってたし、それぞれの温度表示を一個でできるのはコンパクト化にも貢献し前回失敗した油温計からの機能アップも果たせるだろうとの考えです。
さて配線自体はつなぐ場所が決まっているので加工自体はそう難しいものではないですが、一番の問題は温度計を収納するケースですよね。
形状を見ればわかりますが基本的にはプレートに埋め込んで屋内で使用する物でなんでしょう。
バイクでの使用にあたっては防水性を持たせた上でコンパクトかつ走行時でも見やすい状態で取り付けたいところです。
で、温度計本体が届いた後にサイズを計測、ちょうどいいケースを探して彷徨い続ける事約2週間あまり、ようやく使えそうなケースを見つけました。
カスタムパーツショップダイソーで見つけた「トリプルパック」というポリプロピレン製の小物入れです。
基本的に三つのケースがつながった状態ですが、写真右のように一個を切り離して温度計のケースとして加工してみます。
とりあえず切り離したケースにデジタル温度計本体を入れてみると、まるでこのために用意されたのかと言わんばかりのシンデレラフィット具合w
このまま蓋を閉めれば簡易的な防水性を持たせる事もできますね。
油温計の取り付け位置としては以前失敗したTAKEGAWA油温計と同じ位置、左ハンドルスイッチ横の場所にするため、ステーは今回もT型の平面隅金を折り曲げ加工した物を使います。
ケースの部品はこんな感じ。
カーボンシールを貼った平面隅金の取り付けはM4サイズのネジ止めとしますが、防水も兼ねて強力両面テープも併用。
センサーと電源のケーブルはグロメットを使用して穴あけ加工したケースから外部に引き出します。
揃った部品をとりあえず組んでみる。
配線は無理なく収まり温度計本体の収まり具合も良好なので、コネクターなどの配線加工をして一旦動作確認をしてみます。
配線保護にはスパイラルチューブやジャンク箱から発掘したハーネスチューブ等を使用してみましょうか。
コネクターを取り付けた油温計用のセンサーコードをCGL125の油温センサーケーブルと接続。
試験用に9V角電池を接続してエンジンを始動。
外気温との差やエンジンオイルの温度上昇に合わせて温度表示が変化していく様子が確認できました。
動作確認ができたので配線の車体とのフィッティング具合の確認をし、各接続端子の取り付け配線保護の加工などをして温度計本体の製作・加工は完了!
ケース本体の安っぽさは気になるところですが手作り感があっていいでしょ?
とりあえずケースの外観加工は面倒なのでスケルトン仕様という事にしておきますw
次回はバイク本体へ取り付け作業をしてみますよ。
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