定期メンテナンス 暖かくなったので内圧コントロールバルブの様子を見てみた

内圧コントロールバルブ

一仕事終えたのでしばらく放置していた内圧コントロールバルブの様子を見てみましたよ。

前回1月半ばに確認した時、灯油ポンプを流用した内圧コントロールバルブの弁部分にエマルジョンの発生が見られましたが、今回確認してみるときれいさっぱり無くなっていました。

前回の様子はこちら「定期メンテナンス 内圧コントロールバルブの清掃

3月後半からは最低気温が10℃を下回ることも少なくなり、それまでバルブ部分で発生していた水蒸気やエマルジョンも自然に無くなっていました。

エンジンを始動してみると赤い弁がピョコピョコ動いているのがわかります。

弁内部の様子はこんな感じで、外して清掃するほどでもないくらいきれいになってました。
始動も問題無くセル一発でかかるし、次の冬が来るまでメンテナンスの必要はなさそうです。
どうやら弁付近の水蒸気やエマルジョンの発生は気温10℃が境目のようで、それを上回る気候になればエマルジョンの発生が起こっても、それなりの距離を走行していれば自然に無くなってしまうようですね。

という訳で、実験的にあえてエマルジョンの発生しやすい冬の期間でも内圧コントロールバルブを外さずに運用してきましたが、私のCGL125においてはエマルジョン発生による弁の固着といったトラブルが発生することはありませんでした。
もちろんエマルジョンが付着して弁の動きが悪くなることはありましたが、致命的なものではなく定期的な清掃で十分対応できるレベルでした。
ただ2016年の1月から3月までの気候は暖冬傾向だったということもあり、氷点下での運用実績がなかったので、今回以上の過酷な条件下での実験は来季以降に持ち越しということになりました。

灯油ポンプ流用の内圧コントロールバルブのメリットとして個人的な感想をあげると

  • ノッキングがほぼ発生しなくなり、4速や5速での4,000回転以下の低回転域が実用的になった。
  • ノーマル時7〜8,000回転位にあった谷が無くなり高回転域までスムーズに吹け上がるようになった。
  • バルブ本体が半透明な素材でできているため目視でメンテナンス時期が判断できて便利

といった部分が大きく、エンジンブレーキや振動の減少などは劇的な変化を感じられませんでした。
特に一番目に書いたメリットとして、緩めの勾配の登坂時や4、5速巡行している時に減速を強いられる場面でシフトダウンをしなくてもそのまま再加速できるのが大きく、ツーリングなどそれなりに長い距離を走る時はかなり楽な運転ができるようになりました。

この冬の期間を通して灯油ポンプ流用のクランクケース内圧コントロールバルブを使用してみた結果、上記のようなメリットの部分とエマルジョン発生によるトラブルやメンテナンスの面倒さといったデメリットの部分を天秤にかけた時、定期的なメンテナンスを欠かさなければ個人的にはメリットの方が大きいと感じました。
メンテナンスと言ってもサイドカバーを外せば目視ですぐに確認できるし、冬の3〜4ヶ月間だけなので苦になるほどではありませんね。

今回はこのほかしばらく見てなかったドライブチェーンの調整と前後ドラムブレーキの引きしろを調整し定期メンテナンスは完了!
1月末に交換した謎オイル「ZIC X7 5W-30」 も今の所は調子いい感じなので、オイル交換はもう1〜2ヶ月先かな。
桜も満開らしいし、バイクの調子もいいので明日はちょっと走りに行ってみますかね。


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