アクセサリー用電源の取出し その1 〜リレーハーネスの作成〜

今回はバイクの電装系カスタムの定番、アクセサリー用USB電源の取出しについて書いてみますよ。

実はCGL125を購入したすぐ後にナビゲーション用のUSB電源の配線を作成していたのですが、今回配線の見直しをすることにしたので記事にしてみたという訳です。
USB電源の取出しというと、バッテリーから直に引き出す方法やアクセサリー用電源経路から分岐する方法などいろいろあるようですが、安定した電源供給とバッテリーへの負担を軽減するためリレーを使ってメインスイッチがオンの状態でスイッチと連動して電源供給をする配線としました。

配線は、バイクショップに行けばハンドルにマウントする専用の防水タイプが売られていますが、今回はエーモンの1245を使って自作することにしました。
ケーブルはホームセンターの電線切り売りコーナーで購入、シガーソケットは以前車で使用していたものを流用します。

まずは材料を購入する前に配置を考えてみます。
リレーの設置位置については比較的自由度がありますが、シガーソケットは車用の非防水なので雨に濡れない場所とします。

雨に濡れない場所といえばシート下が無難なところですが、シートを外してみるとテールランプの部分に比較的フリーなスペースがあったので、ここにシガーソケットを設置することにします。
(写真で見えている配線はテールランプやリア側ウインカーなどの配線です)

各パーツと配線の位置が決まったところで配線図を作成し具体的な材料集めのリストを作ってみます。
リレーのパッケージに書いてある配線図を参考にして、リレー動作のトリガー(青線)をテールランプの配線に割り込ませ、メインスイッチをオンにした上でヘッドライトのスイッチが「ポジション」と「ライトオン」の状態でシガーソケットに12Vの電源が供給されるようにしました。

上の写真にある茶色の配線がテールランプの配線だったので、トリガーの青線はここに割り込ませることにします。

材料を揃えて作成したリレーハーネスがこちら。
バッテリーからシガーソケットとリレーまでの位置に合わせてケーブルを作成。
購入したのはエーモン1245が1,300円位?でシガーソケットとヒューズは余り物から流用。
ケーブルはホームセンターの電線切り売りコーナーで購入、300円もしなかったと思います。
(随分前に作ったものなので材料の詳細は忘れてしましました)

バッテリーの各端子に取り付けるワニ口端子付き配線は別途用意してリレーハーネスの赤と黒の配線に接続します。
既に公開済みですがLEDフォグランプのリレーハーネスを分岐した関係上、バッテリーに接続するケーブルにはギボシ端子を装着して、ワニ口端子の配線は別に作成しました。
CGL125にLEDフォグランプを取り付けてみる 準備偏

リレーハーネスをテールカウル内部に設置した状態がこちら。
2口タイプのシガーソケットなので二系統の電源供給ができますが、CGL125は発電量が少ないので実際はナビゲーション用に一つだけ使うことになります。
電源供給が安定したバイクなら、ナビ用電源の供給と並行して移動中にデジカメやスマホの電池を充電できるようにしてみるのも面白そうですね。

シガーソケットには100円ショップで購入したUSBシガープラグを装着して5V1Aの電源が取り出せるようにしてみました。
ポータブルタイプのナビゲーションやスマートフォンをナビ代わりに使う場合、5Vの電源を使うケースが多いと思うので当面はこれで事足りるでしょう。

今回はここまでですが、次回以降ハンドル付近に設置するナビゲーション端末までのUSB配線の作成を記事にしてみます。

コメント

  1. 今回の記事も、すんごくありがたいです。いつかやってみますね。
    記事とは無関係ですが、最近後輪を交換しました。
    ブランドはブリヂストンB510 Mopus 2.75-18
    元は広州の鐟石ダイヤモンドというタイヤメーカーだったので
    サイズが合えばなんでもいいやと気軽に選びました。
    新タイヤは好印象で、サスの交換をしたのかとおもうほど
    乗り心地が向上しました。走りは、倒さない飛ばさないので
    レビューらしきことはできませんが、とりあえず満足しております。
    タイヤの交換のついでにスィングアームのシャフトを抜いたり、
    リヤサスのグリスアップもしました。サスの上下に入っているゴムブッシュが
    経年劣化で変形断裂しはじめており、代替も手元にはなかったので
    180度方向を変えて再度装着しました。
    そんなこんなをタイヤの交換と同時に実施したので、実際乗り心地向上につながった
    のがタイヤだけによるものかは不明です。
    ついでにハブベアリングについて
    前輪は6301-RS(左右同一型番、合計2)
    後輪は6202-RSと6302-RS(左右違う型番、合計2)
    ここまでは確認しました。
    五羊CGはスポークホイールですので、すんや様のキャストホイール仕様とは違いますが
    参考までに。。。。
    一部車種には後輪に3点ベアリングを使用しているケースもあるようですね。
    自分はリヤのスプロケを着脱する工具がなくて分解しての確認は出来ておりません。
    軸の入る穴を目視した限りでは三枚目のベアリングがあるようには見えませんでした。
    近く前後輪のハブベアリングを一括で交換を検討中で、まとめて発注したいのに
    思うように進んでいないという現状です。
    オフセットなしのストレート・メガネレンチとC型のクリップをはずす工具は必須ですね。
    以上 近況でした。長文失礼しました。

    • 盛りだくさんな近況報告ありがとうございます!

      私のCGLはタイヤはまだまだ使えそうですが、スイングアームピボットのメンテナンスはそろそろやってみようかと思っていました。

      タイヤ交換だけでもかなり変化があると思いますが、足回りのメンテナンスも同時にされたとの事で乗り心地良さは大幅に向上した事でしょう。
      私はリアサス自体を交換してしまったので確かめようがありませんでしたが、上下ブッシュとカラーのグリスアップだけでも動きに変化が出るようで、地味ではありますが定期的なメンテナンスを欠かさないだけでも上質な乗り味を維持する事ができると思いました。

      あと、書き込んでいただいた情報によるとベアリングは前後ともCGLと共通のサイズみたいですね〜。
      CGL125のリアについてはホイールに装着されている2個のベアリングの他にハブに装着されている1個を入れて計3個になっていましたが、手もちのCB125JX JC09のサービスマニュアルとパーツリストでリアホイールの構成を見てみると、ホイールハブにはまっているダンパーブッシュとドリブンスプロケットフィキシングボルトを介してスプロケットが固定されているようなので、CG125がCB125JXと同様な構成ならリアのベアリングは2個なのでしょうね。
      スプロケットが外せるようなら、ついでにダンパーブッシュのへたり具合を確認して交換するのも良いかもしれません。
      ちなみにホイールベアリングの交換はベアリングプーラーがあると便利なようですが、ホイールをバーナーで炙って熱膨張を利用するとアンカーボルト利用での脱着法でも比較的簡単に外す事ができました。

      交換後のレビューなどお知らせ頂けると他のCGオーナーさん達にも有用な情報となるでしょう。
      またよろしくお願いします。

  2. 何となくハンドルに取り付けてしまいましたが…
    ハンドル周りである必要も無いんですよね〜(笑)
    シート下なら休憩中にスマホの充電してても悪戯されないですね!

    • 取り付けた当初はシガソケに二個のUSBシガープラグを付けて、もう一本のUSBケーブルはリアボックスに引き込んでガラケーの充電や無線ルーターの充電やらやってました。
      ここへきてようやくナビゲーション関係の電源を一本化する事ができたので、今回の記事を書いてみた訳です。

      どうも電源関係の部品が外に出ているのが防犯面や防水対策上気になったのでシート下に設置したという訳ですが、一番の理由はバイク用シガー電源キットの価格が高く感じたからだったりしますw

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