秋の定期メンテナンス2023ということで、前後ブレーキの清掃・オイル交換などを実施しましたよ。
今回は加えて5月に実施した足回りメンテナンスでその状態が気になったハブダンパーの状態などもみてみようと思います。
ところで今年の夏は例年にない暑さのせいでバイクに乗ったり整備したりするには辛い日々が続いていましたが、「暑さ寒さも彼岸まで」と言うように、この週末は日中の気温が25℃くらいになってようやく整備ができる環境になりました。
ということでまずはフロントブレーキの分解清掃から。
前回の清掃からあまり乗ってないこともあってひどい汚れではなかったですが、どうしても半年くらいを過ぎるとブレーキのタッチが悪化したり鳴きが発生するのでやはり定期的な分解清掃は必要ですね。
ちなみにブレーキシューのライニングの厚みは3.3mm程度でほとんど減っていませんでした。
ホイールベアリングもガタやひっかかりもなくスムーズに回転してるので問題なし。
スピードメーターギアにはグリースを追加してスムーズに回転するのを確認。
続いてリアブレーキとハブの分解清掃です。
こちらもリアブレーキの汚れは大したことなく簡単に掃除してから各部をグリスアップして組み上げ。
ブレーキシューのライニングの厚みは約4.0mmくらい。
その他ホイール・ハブベアリングやドリブンスプロケットの歯の状態などを点検。
全体的には問題ない様子でしたが、前回の足回りメンテナンスで気になっていたハブダンパーはというと・・・
左のものがこれまで使っていたハブダンパーですがこんな感じで亀裂がさらに広がっていました。
これをみてしまうとさすがに見過ごせないので今回は右側の使い古しの純正ハブダンパーに交換。
このハブダンパーは新車時に装着されていた、約35,000km使用した中古品で若干痩せててガタのあるものですが、亀裂の入ったものよりだいぶましな状態なので次回の足回りメンテナンスまでの間の繋ぎとして使ってみることにしました。
2年前に社外品のトランスミッションに交換をして以降ギヤの入りが悪くギヤチェンジの度に大きな衝撃が発生する状態が続いているので、ミッションからスプロケット・ドライブチェーンを経てハブとホイールの間にあるハブダンパーでその衝撃を受け止め正常な状態以上の負荷が掛かっているのだろうと想像していますが。
来年の足回りメンテナンスでその後の状態を確認してみようと思います。
前後ブレーキの分解清掃・足回りの点検が終わったところで、次はタペットクリアランスの点検をしてみましょう。
ここまで若干ノイズが気になっていましたが測ってみると吸排気どちらも既定値の0.08mmで正常でした。
問題ないなら触らぬ神に祟りなしということでここはおしまい。
スパークプラグは乾いている状態ではあるもののちょっと煤けた状態だったのでこのあとキャブレターのパイロットスクリューを調整しておきました。
最後にオイル交換と行きましょうか。
まずは古いオイルを排出しているあいだにネオジム磁石を取り付けたドレンボルトの状態を見てみます。
付着した鉄粉は前回より少ないようでまあまあ良好という感じ。
前回のオイル交換から約半年で約2,000km走行ですが、黒く汚れた排出されたオイルの量は630㎖というところで今回も減っていましたね。
ヘッド周りからのオイル滲みなどがみられる状態ではありますが、ここ何回かはこんな感じが続いてオイル量が減る傾向なので半年ごとの定期的なオイル交換は欠かせませんね。
新しく投入するのは余っていた適当なオイルをブレンドして使います。
あまり勧められるものではありませんが、ここ数年ガソリンだけでなくエンジンオイルの価格も上昇しているので余ったオイルも無駄にならないよう消費していかなきゃなりません。
まあCGL125はオイルの銘柄によってあまり変化がない感じなので(自己責任で)定期的な交換をしておけば問題ないでしょう。
というわけで今回の秋の定期メンテナンス2023はこれにて終了。
暑い夏も終わって快適な秋のツーリングシーズンを楽しみたいと思います!
コメント
はじめまして、定期メンテお疲れ様です。
ちょこちょこと参考にさせてもらってます。
CGLのフロントブレーキ、フルブレーキするたびに、甘くなっていくのが私は悩みの種でした
それとは別に、長距離ライドするとあちこち、シングル独特の振動で
気が付くとボルト緩みませんか?私だけですかね
そういえば大野調整池からすぐ近くの桂川の梁川エリアに
9月までほぼ毎週末出没してました(笑)
途中、四方津駅手前の7-11に朝晩は確実寄り道しておりますした
どこかで見かけたらよろしくお願いいたします
また遊びにきます。
雷蔵さま
コメントありがとうございます。
久しぶりに同じCGL125乗りの方からコメントが頂けて嬉しいです!
さてWebサイトを拝見しましたがフロント周りをCB125Tのものに入れ替えてディスク化してるんですね。
ステム込みでポン付というのは他のCGL125オーナーにとっても有用な情報となるでしょう。
私はというと、ディスクブレーキモデルのパーツを入手すれば換装することができるところまでは調べたものの、普段はリアブレーキを多めに使うことであまり不便を感じたことがないのでそのままになっています。
(ブレーキシューとブレーキアームの交換で自分としてはまあまあ満足いくレベルになりました)
さて振動でボルトが緩むとのことですが、定期点検はしているもののステップバーの固定ボルトが緩んだりシートの固定ボルトが脱落するといった経験はありますね。
CGL125に限ったことではないと思いますが、やはり振動によるボルトの緩みというのはよくある話のようなので定期的な点検は欠かさないようにしたほうが良いようです。
これから冬の季節はまた大野貯水池あたりに出没すると思いますのでいつの日かお会いできることを楽しみにしています。
その時は雷蔵さんのCGL125を見せてくださいね!
それでは今後もよろしくお願いします。