定期メンテナンス オイル交換と新たな問題

世間では二週連続の三連休ということでツーリングを楽しんだライダーも多いことでしょう。
私はというと細かな野暮用と仕事がらみで行楽もできずということで、空いた時間を使ってメンテナンスをしてみましたよ。
今回はエンジンオイルの交換だけなので記事にしないつもりでしたが、ちょっとした問題が発覚したので備忘録として書いてみます。

という訳で作業に入ります。
まずはいつも通りドレンボルトを外してマグネットに吸い寄せられた鉄粉の様子を観察。
ここ数回のオイル交換では減少していた鉄粉は今回は多めの感じ。
ドレンワッシャーは新品に交換しましょう。

前回7月半ばに交換したオイルはSK ZICのバイク用合成油「ZIC M7 4T 20w-40」で、この夏の間に使用した感想としては、熱ダレしにくく特にネガティブな部分は感じられず良いオイルという感じでした。

で、排出したオイルですが、なぜか出てきた量が少なく今回も腐ったような異臭がします。
においのほうはこのオイル交換に合わせて前回の給油時に燃料添加剤を入れていたためかと思いますが、添加剤による洗浄効果なのか?真っ黒に汚れたオイルの中にはキラキラと光る鉄粉もちらほら見かけられました。
触った感じでは粘度は維持していたようで粘り気があります。

廃油受けに出てきたオイルの量が見た目でも明らかに少なかったのでオイルジョッキに移し替えてみました。
なんと600mlちょっとしか入っておらず規定量より約200ml少ないということで、これはオイルが燃焼して減ったのかあるいはどこからか漏れ出したのか?探ってみなければなりません。

(8月のツーリング時に撮った写真)

実はこれ、なんとなく見当はついてました。
これは8月の山梨・秩父ツーリングの給油時にステップの固定ボルトが緩んでいたのを点検した時に撮影した写真ですがギヤシフトスピンドルのオイルシール周りからオイル漏れしてる様子がバッチリ写っています。
エンジンガードに取り付けたマッドフラップのおかげでエンジン下回りの汚れは防げてるはずなのにステップ取り付け部だけやけに汚れてるなぁとは思ってたんですよね。

(写真はオイル汚れを掃除した後のもの)

改めてシフトシャフトのオイルシール周辺を見てみると漏れたオイルで黒く汚れ、滴るまではいかないもののしっとりとオイルが滲んでいる状態なのは確認できました。
これまでの記憶を掘り起こしてみても駐車時に漏れたオイルで路面を濡らすようなことはなかったので、少しづつ漏れ出して結果200mlほど減ったということなのでしょう。

さらに思い起こしてみれば、ちょっと前から気候が涼しくなってきたのに油温計に表示される油温の温度上昇が早くなったなと思ってたんですよね。
排出したオイルに見えた鉄粉もオイル量の減少によるものなのかもしれないし、このまま点検も交換もしなければ大事になった可能性もありました。

オイル漏れの原因が確定したとは言えないものの一通りの点検・清掃を終えて新しいオイルを注入します。
今回も使用するのはAZの「MEO-012」。
規定量の800mlを投入してオイルレベルを確認して作業は完了。

今後同じようにオイル漏れを続けるようならシフトシャフトのオイルシール交換も視野に入れて、しばらくはオイル漏れを注視しつつオイルレベルの点検回数を増やしてみることにします。

結果として今回のように問題の発見にもなるし、やはりオイル交換などのメンテナンスは定期的に実施すべきだなと思った今回の作業でした。

コメント

  1. こ無沙汰です、この程度のにじみだと半年ぐらいでも200ccも減らないと思います。

    • コメントありがとうございます。
      二ヶ月2,000kmですから私も普通じゃないと思っています。
      一週間経ちましたが今のところオイル漏れはないようです。
      今まで排出オイルの量を気にした事がなかったのでまだ判断はできませんが、今後はいろいろ観察してみようと思っています。

  2. すんや様 誠に厚かましいのですが、cgl125のフロントフォークのインナーチューブの太さが分かれば教えていただけませんか。お暇なときでいいので。cgl125の三股のセットがタオばおであり、うまくいけばスタナーの鉄板プレスはめ込みのトップブリッジをアルミ製クランプ式にできるかもと考えています。

    • こんにちは。

      CGLのフォロントフォークのインナーチューブ径は31φですよ。
      ホンダ125は31φが多いみたいですね。。
      念のため現物をノギスで測ってみましたが31mmでした。

      トップブリッジを変更することによってステム周りの剛性アップが果たせそう?
      その他の各サイズが合致すればいいですけどどうでしょうね。
      他にも測れる場所なら計測してみますよ〜。

  3. すんや様
    ありがとうございました。スタナーは30mmでした。残念です。

    • 残念!同じCBFを名乗っててもインドホンダだといろいろ違いがあるんですね。
      そういえばインナーチューブ30ΦといえばYB・YBRが30mmだったかな?
      メーカー違いだけど流用できませんかね?

  4. このタイプのオイルシールならクランクケース割らずに外から抜ける、嵌められるかもしれません。漏れが止まるのを祈ります!

    • コメントありがとうございます。
      ちょっと調べてみましたが外側から抜けるようですね。
      その後じっくり観察したところやはりこの部分からのオイル漏れがあり、かつシャフトのサビ・メッキはがれも確認できたので近いうちになんとかしてみようと思っています。

  5. 本田XLのドライブシャフトのシールを外から抜いて直してもらった経験があります。
    途上国とユーザーお財布にやさしい親切設計。
    XLRは内側に鍔が付いていて外に抜けない構造になってます。グッドラック!

    • コメントありがとうございます。
      車種によっては構造が違うんですね。
      まだだだ漏れ状態までは至ってないのでじっくり手間と時間をかけて綺麗にしてみようと思います。
      良い情報をありがとうございました!

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