スピードメーター不動からのベアリングメンテ

CGL125 メンテナンス

はい、またメンテナンスネタです。
もうすぐ丸六年を迎えるわがCGL125ですが、あちこちくたびれ始めてるようでまたトラブルが発生しましたよ。

昨日のことになるけど某地へのショートツーリングに向かう途中、あと2、3キロというところでスピードメーターが不動に。
CGL125のフロントブレーキパネルに内蔵されているメーターギアは金属製なので、樹脂製ギアのモデルのようにギア欠けが発生する可能性は低く、だとしたらメーターワイヤーか、あるいはメーター本体のトラブルかも?などと思いつつ現地に到着。

とりあえずメーター側のワイヤー接続部を外してフロントホイールを回してみるもののインナーワイヤーは回転せず。
それならということでメーターワイヤーを外してみても特に問題は見当たらず。
こりゃ〜おおごとだぞ!ということでフロントホイールを外してメーターギアの状態を確認してみると・・・

なぜかメーターギアとホイールベアリング周辺に削れた鉄粉が。
おまけにメーターギアのグリスが少なく固着寸前レベルな感じでギアの回転が非常に重い。
ブレーキパネルと接する側のホイールベアリング左側のインナーレースもなぜかガチガチに硬く回転しない状態。

どうやら鉄粉の正体は回転が重くなったメーターギアの爪がホイール側の切り欠きとうまくかみ合わなくなりメータギアが不動になったことでアルミ製のホイール側が削れたのだろうと推測。
とりあえずなんとかしなきゃならないので、目立つ鉄粉を取り除きメーターギアとベアリングに手持ちのチェーンオイルを差し、ある程度スムーズに動く状態にしてからメーターギアの爪を若干変形させてからアクスルナットを規定値以下の外れないレベルで締め付け。
スピードメーターも動くようになったのでこの日は慎重な走りでに帰路につくことに。


で翌日の今日、ブレーキパネル側のパーツ類は清掃とグリスアップでなんとかなりそうな目処がついてたけど、回転の重いゴリゴリしたベアリング側はこのまま放置するわけにはいかないので状況を確認しつつで修理を開始。

まずはブレーキパネル側。
昨日チェーンオイルを差しておいたおかげでいつも通りスムーズに回転するのを確認できた。
メーターギア回転用の爪が変形しているのでホイール側の切り欠きとかみ合うよう修正しなきゃいけませんが、あとは清掃とグリスアップで治るでしょう。

削れたホイールの鉄粉を取り除くため外せる部品を全部外し、ウォームギアに付着していた古いグリースも歯ブラシと灯油を使って徹底的に洗浄。
抵抗なく回転する状態にできたところで終了。

そのほか外したパーツ類も鉄粉が残らないように徹底洗浄。
各パーツを確認したあと新しいグリースを各部に塗布しながら組み立てていったけど、気温10度くらいのこの時期は寒さでグリースが硬くちょっと抵抗感がある感じ。
前回のFブレーキメンテではメータギアのグリスが少なかったようだし、古いグリスをほとんど取り去ってしまったので今回は多めに充填。

続いてホイールベアリングの確認。
前日現地で確認した時は回転が非常に重くゴリゴリ感もあってベアリング交換は必至だろうなと思ってたんだけど、こちらもシールドを外してからチェーンオイルを差しておいた効果か?抵抗感を感じるものの回転しないという状態ではない模様。
目視確認でも破損部分などは見られずベアリングの圧入位置も正常な状態だった。

一応こんなものも用意しておいたんだけど、片側スチールシールドで取り付けちゃったらグリスメンテできないし、確認したベアリングが致命的な状態でもなかったので今回は交換を見送ることに。
どうせ交換するならちゃんと対応品の新品買って二個同時交換したいしね。

ついでということで右側のベアリングの状態も確認。
グリースが劣化しているらしく回転に抵抗感があるのと若干のゴリゴリ感。
こちらもそろそろ交換時期というところだけど古いグリースを洗浄してみたら回転が軽くなった。

そんなわけで根本的な解決には至ってないけど、日が短い冬の時期の作業では時間が足りないし、来年には必ずベアリングを交換すると決め、今回はベアリングへのグリース充填で応急処置としておいた。
パーツクリーナーで徹底的に古いグリースを取り除いてしまったので、これでもか!ってぐらいにグリースを押し込んでおいたよ。

しかしやはり気温が低くグリースが硬いせいか、指でインナーレースを回転させるのに大きな抵抗感を感じるんだけどゴリゴリ感はほぼ感じなくなった。
まずはブレーキパネルとホイールを組み込みメーターギアの回転や異音がないか確認し規定トルクより若干低めでアクスルナットを締め付け。

ついでってことでメーターワイヤーを分解し、灯油で洗浄してからスプレーグリスを吹き付けてみたけどこれがいけなかった。
スピードメーターの動きがワンテンポ遅れる感じだったので、多すぎたグリースを除去してメーターワイヤーの回転が軽くなるようにしておいた。

全てのパーツを本組みしてから家の前でちょっとだけ試走してみた感じでは、ホイールは異音や抵抗感は感じないもののスピードメーターの針の動きが緩慢になり結果として完調には至らなかった。
グリースが硬い気もするので交換したいところなんだが日没のため作業はここで終了。

まだ馴染んでないということもあろうかと思うけど、やはりもう少し柔らかめのグリースに交換したほうがいいのかもしれないなぁ。
どっちにしろフロントホイールのベアリング交換は必須となったので、それまでは定期的に確認しながら運用していく、ということにしておきましょう。

いやはや厄介なことになったよ。

コメント

  1. こんばんわー、整備お疲れさまです。
    ところで年内のCGIミーティングは開催されないんでしょうか?

    • コメントありがとうございます。

      >こんばんわー、整備お疲れさまです。
      >ところで年内のCGIミーティングは開催されないんでしょうか?

      むむ!どなたか存じ上げませんが都合が合えばCGLミーティングやりたいですね!

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