CGL125にカーナビゲーションをつけてみた

アクセサリー電源とカーナビ

さていよいよ今回導入したナビゲーション端末について書いてみますよ。
ここまで3回にわたってお送りしてきた「アクセサリー電源の取り出し」シリーズの最終回ともいうべきナビゲーション端末の取り付けと動作確認の感想となります。
と言ってもここまで勿体つけた割には大した情報ではありませんw
とりあえずここに至るまで私が使用してきたバイクナビの歴史を振り返ってみましょう。
そんなの興味ね〜よ!という方は読み飛ばしてくださいね。
ナビのホルダーは「CGL125 カスタマイズ その3 モバイルホルダー」の記事で紹介した安物を使っていましたが、ナビを固定するアームが壊れたので廃棄しました。
ではこれまでバイクナビとして使用してきたスマホを紹介しますよ。

docomo P-01D Android2.3
CGL125購入前のバーディー50で使っていたスマホ。
少ないメモリ領域に消せないプリインメモリがてんこ盛りだったため一時期格安投げ売り状態で、その頃オークションで入手。
root化することで使い勝手が良くなり、GPSのつかみも良く比較的電池持ちも良好な端末だった。
防水タイプではなかったので元々はバイクナビとして使うつもりはなかった。
バーディーにリレーハーネスとシガーソケットを増設してナビとして使っていたが、防水タイプの端末が欲しくなったので後述するdocomo F-03Dの中古を購入。
この頃スマホ用にはMVNOのイオンsimを使っていたが回線スピードが遅く、地図表示が完了する前に目的地に到着してしまうという笑えない状態だったので、DTIのワンコインsimに変更、多少快適になった。

docomo F-03D Android2.3
たまたま立ち寄ったリサイクルショップで3,000円くらいの中古を購入。
またこの頃CGL125を購入した。
防水タイプだしマイクロUSBの充電端子が下側についていたのでバイク用ナビにもってこいだと思ったが、P-01Dと同様に消せないプリインアプリ満載の地雷端末だったw
やはりroot化してプリインアプリを消去しまくってなんとか使っていたが、「GooglePlay開発者サービス」がアップデートされるとメモリ領域激減してしまい使い勝手が悪化。
ちなみにこの時使っていたGoogleMapはナビアプリと一体化していなかったので、「ナビ」のアプリを単独起動して地図表示にするとバードビューっぽい表示(現在のGoogleMapのドライブモードに近い表示)になって、地図もシンプルな表示だったのでバイクで使うには便利だった。

au G’zOne IS11CA+docomo P-01D Android2.3
G’zOneのスマホ版、防水タフネスモデルということでバイクナビにいいかと思って4,000円ほどの中古をオークションで購入。
au回線の端末なのでroot化したP-01Dをテザリング親機としてセットで運用。
ナビ本体として使っていたIS11CAは3G回線を使わないせいか電池持ちも良く、シガソケ経由でUSB充電をしても防水タイプにしては発熱も少なく安定して運用できた。
これまでの中では一番安定していて内蔵カメラの性能も良く気に入っていたが、やはりテザリング用端末とセットでしか使えないので使い勝手が悪く面倒だったので使わなくなった。

docomo F-09D Android4.0
この頃「ヤフーカーナビ」アプリが登場、地図の表示がGoogleMapより見やすそうで多機能だったのでインストールしようと思ったらなんとAndroid4.0以上対応ということで3G回線使用でで比較的安価だったF-09Dの中古を購入。
インストールしてみるもなぜかアプリが起動せず。結局GoogleMapで使っていたが全体的に不安定で使うのをやめる。
ここまでの端末はバーディーの頃に作ったリレーハーネス+シガソケ電源で特に問題なく使用できてた。
simはDTIからOCNに変更してなかなか快適になった。

docomo N-07D Android 4.0.4 → 4.1.2
たまたま立ち寄ったリサイクルショップで4,000円くらいで購入。
防水端末ということでバイクナビに使えると思ったが、充電口が上側だしLTE回線+GPSオンでは発熱が多いようで充電ストップが多発。
とにかく電池持ちが悪く早々に使うのをやめた。

docomo SH-04D Android 2.3.4
やはりAndroid 2.3+3G回線の方が安定しているだろうと思い、これまたたまたま立ち寄ったリサイクルショップで見つけて3,000円くらいで購入。
だがしかし、なぜかフリーズ多発でまともに使えず。
この頃になると普段使いのスマホとナビを兼用させること自体が間違っているんじゃないか?と思い始める。

docomo F-10D Android4.0.3 → 4.2.2
ネットショップの中古品を格安購入。
知人がこの機種を所有していて地雷機種だというのは聞いていたが、安かったので買ってみた。
評判通りの地雷機種で、回線やGPSをオンにしていると充電してても目に見えて電池が減っていくのがわかるほどで、WiFi接続のみにしていればなんとか使える感じ。
それまでUSB延長ケーブルでハンドル付近まで伸ばしていたケーブルを比較的高価な1.5mくらいのマイクロUSB充電用ケーブルで直結してみたり悪あがきをしてみたが全く意味なしだった。
この頃にはスマホをナビ代わりにするのは諦めた。
思えばここまで値段の安さにつられて地雷機種ばかり購入という、まさに銭失いのなんとやら状態だったということに気がつくw
無駄なことばっかりやってるなwww
無駄な情報はこれくらいにして、いよいよ今回購入したナビ端末を紹介しましょうか。

GARMIN_nuvi_205w 本体

GARMIN nuvi205wです。
たまたま立ち寄ったリサイクルショップで見つけたもので、軽量コンパクトで電源がミニUSBだし、もとからナビゲーション専用端末だからスマホをナビとして使うより充電しながらの使用には適しているんじゃないかな?と思い下調べもせず衝動買いしてしまいましたw
2008年位のモデルですが、もともと正確なルート案内などは期待していないのでこれでもいいかと思っていましたが「OpenStreetMap」というフリーの 地図が配布されており現在も更新され続けているということで、なんと最新の地図をインストールすることができました。
OpenStreetMap for GARMIN
(OSMフリーマップを公開している作者の皆さんには感謝ですね!)
もっとも国産の多機能なナビと比べると見劣りする部分もありますが、自分の使い方としては地図の表示が第一でルート案内に関しては目安程度でいいのでむしろちょうどいいものでした。
あと、何と言ってもバイクナビとして使う場合、最近のスマホと大きく違うのは画面が感圧式タッチパネルであるということ。
静電式タッチパネルの場合、基本的にグローブをはめて操作することになるバイクの場合それに対応したグローブを購入するか、操作時は停車してグローブを外すなどする必要がありますが、感圧式タッチパネルの場合その手間が省けるというメリットがあります。
走行中のナビの操作は危険なのでしないほうがいいですよ!一応

という訳で前回の「夏の秋山界隈ナビの動作確認ツーリング」ではナビの長時間動作の確認をするべく日帰りツーリングをしてきましたが、結果から言うと32℃を超える気温のなか熱暴走やフリーズなどすることなくUSB電源からの充電を続けながら1日問題なく使用することができました。

GARMIN_nuvi_205w 画面表示

地図の表示はこのようにシンプルで、頻繁に画面を見ることができないバイクでの使用にはむしろ適しているんじゃないかというくらいで、ルート案内も(そのルートはあまり信用できるものではありませんが)見やすさは自分としては合格点でした。
一応言っておくと、どう見ても自動車が通れない極細の道でもルートとして案内してしまうので、ルート案内に頼りたい人は使うのをやめたほうがいいです。
私なんかは普段から案内されているルートを無視しまくっているので大して気にもなりませんけど。

GARMIN_nuvi_205w 取り付け状態

で、CGL125への取り付けはこんな感じ。
アマゾンで見つけた300円くらいの専用ホルダーを増設したブレースバーに取り付けてあります。
ナビ本体はホルダーに挟む形で固定されているので転倒時などには外れて飛んで行く可能性大です。
いずれ落下防止のストラップを取り付けるなどの対策をしてみようと思います。

GARMIN_nuvi_205w USB電源接続状態とホルダー

電源供給は「アクセサリー用電源の取出し その2 〜USB電源ケーブルの配線〜」で作成したトップブリッジカバーのUSBメス端子に100円ショップで購入した短めのミニUSBケーブルを接続。
nivi205wを使用している方ならお分かりでしょうが、このモデルは普通のUSBケーブルをつなぐとPC接続モードになってしまいナビとして使うことができません。
nuvi usb 充電ケーブル自作」などのキーワードで調べてもらうと分かりますが、ケーブルにちょっと細工をすることで充電用ケーブルを作ることができ、自分もそれらの情報を元に充電ケーブルをつくってみました。
ざっくり言うと、配線の4番と5番をショートさせることで充電モードになるということのようです。
とりあえずルート案内や地図表示といったナビの動作と充電しながらの動作を確認することはできたので、今後は落下防止策と雨対策についての課題をどうするか?というところですね。

コメント

  1. すんやさん、こんばんは。
    早速の投稿、ありがとうございます。スマホナビについて、ご苦労がよく分かりました。私は、スマホを持つ必要がこれまでなかったのですが、バイクに乗り出し、ナビとして使えることを知り、持ち出した次第です。ですが、漠熱のためフリーズ、SIM破損まで起こすように困っておりました。これまでのすんやさんのブログは、大変勉強になりました。ありがとうございます。
     また、ガーミンのナビが、スマートに取り付けられていますね。すばらしいです。
     でも、専用機はそこそこ高額ですね。スマホ持つまえは、ユピテルを考えてました。
     何かしらの熱対策があれば、教えていただけませんか?

    • コメントありがとうございます。
      緑kukuさんもスマホナビには大変なご苦労をなさっているようですね。
      普段使っているスマホがナビにもなるということで端末1台で済むのは便利だと思い、私もなんとか使えないかと試行錯誤してきたのは記事を見ていただいた通りです。
      スマホをナビ代わりにするのを諦めたのには記事に書いたトラブル以外にも、転倒や事故で破損する可能性の高いバイクでの使用には比較的高価なスマホは使いたくないな、ということもありました。

      熱対策についてはスマホの端末次第というところもありますが、もし自分がスマホをナビとして使うなら普段使いのスマホとは別に発熱の少ない比較的安価な(壊れても惜しくない)中古のものを別途用意し、ナビとそれに関わるアプリ以外はインストールしない状態でバックグラウンドで動作するアプリの停止や同期の設定を切るとか電力消費を少なくする設定などをした上でということになると思います。
      ただ今でさえガラケーとの二台持ちなのに、さらにナビ用にもう一台スマホを持つのは正直面倒ですし、別途スマホを購入するくらいならそのお金で安いメモリー式のナビ専用機を買ったほうがいいかなと思ったりします。

      ちなみに私の購入したガーミンの中古ナビは3,000円くらいでしたが、中古なら概ね1万円以下(平均五千円前後)で購入できるみたいです。
      なんか参考にならないコメントですみません。

  2. 今回の記事とは無関係ですが、ステップを固定しているネジの一本が手で回るほど緩んでいたことがありました。たまにステップの隙間から廃油を注油していたので、トルク不足と振動と相まって緩んだのかもしれません。

    • 手で回るほどの緩みとは危機一髪でしたね。
      今時のバランサー付きエンジンと違って振動の多いOHVエンジンですから、定期的に各部のネジの緩みを点検したほうが良さそうですね。
      私も点検してみたいと思います。

  3. nuviやzumoの純正専用日本地図はちょっと仕様が他のガーミン製品とは異なっているようでして、その影響で道路名を見やすく表示することが出来ません。
    最も見づらいのは「神戸淡路鳴門自動車道(Kobe-Awaji-Naruto Express Way)」でしょうね。モニターからはみ出しそうな長ったらしい名前が表示されたりします。
    OpenStreetMapだけでは対応できないポイントなどは、カスタムPOI機能を使用すればさらに使いやすくなります。(ねずみ取りマップや全国バイク駐車場のPOIなども使うことができます)

    • コメントありがとうござます。

      たまたま手に入れたGARMIN nuviですが、まだまだ勉強中なので情報はありがたいです。
      カスタムPOIを使うことで便利にカスタマイズできたり、なかなか面白いナビ端末だと思いました。

      地図の道路標示の件、早速確認してみようと思いましたが今日のツーリング中雨に濡らしてしまい、画面表示が乱れるようになってしまったので本体を分解して乾かしているところですw

      今後とも宜しくお願いします。

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