GW恒例足回りメンテナンス2023

KAWASAKI FORK OIL G10 清掃

GWといえば恒例の足回りメンテナンスです!
というわけで今年は2年に一回実施しているCGL125のフロントフォークオイル交換と、前後ブレーキの分解・清掃などを行いますよ。

Fフォークインナーチューブのサビ

まずはフロント周りからですが、フォークオイルの排出には時間がかかりますから最初にフロントフォークを取り外します。
外してみたところ今回もステムの固定部分にサビが見られましたが、これはフォークのインナーチューブが錆びているわけではなくステム側のサビが付着している状態でした。

ステムのサビの状態

で、ステム側のフォーク取り付け部はこのような感じなので今回もスチールウールを使ってサビ落としをします。
どうもここはサビが出やすい感じなのでフォークへの影響を考えると定期的な清掃は欠かせませんね。

Fフォークインナースプリングの状態

フォークオイルを排出している間にフォークスプリングその他の掃除とサイズの計測をしておきます。
インナースプリングの自由長は右側が481mmで左側が482mmということで2年前に計測したサイズから1mm縮んでいることになりますが、これは誤差の範囲内でしょう。
使用限界は457.2mmなのでまだまだ使用可能ですね。

2015年から使い始めたスラストベアリングも問題ないようなのでこのまま使いましょう。

今回のメンテナンスで使用したKAWASAKI FORK OIL G10

前回フォークオイルに試したSUZUKIのATFはフィーリングが今ひとつ気に入らなかったので今回の作業に合わせて使い慣れたカワサキ純正のG10を購入。
前回のメンテナンス作業で判明したCGL125のフォークオイル量165㎖の投入で油面を確認してみたところ、規定値の159mmとなりました。
ということでCGL125では1リッター缶で三回分の交換ができる計算になりますね。

清掃・メンテナンスが終わったフロントブレーキほか

残るブレーキ関連の部品をパーツを清掃・グリスアップして車体へ取り付け、スピードメーターケーブルへの注油などを行ってこの日の足回りメンテナンス作業は一旦終了。
ちなみにブレーキシューのライニングの厚みは3.5mmほどでまだまだ使用可能な感じですね。
しかしドラムブレーキって全然減らないですね。


翌日二日目の作業はリアの足回りメンテナンス整備ですが、スイングアームの分解清掃は昨年実施したので今回はブレーキとドライブチェーンの清掃です。

灯油漬けでチェーン洗浄

ブレーキ掃除でリアタイヤは外してしまうのでドライブチェーンも外して灯油に浸けおきしておきます。
使い古しの歯ブラシを使って擦ってやると大半の油汚れは落ちました。

トルクロッドのRピン脱落

と、リアホイールを外す段階で見逃してはいけない問題を発見。
いつのまにかトルクロッドのRピンが脱落していましたよ。
これ、たがが割りピン一つというなかれ、場合によってはバイクが廃車になる可能性もある重要な部品なんですよ。

まあちょっと考えればわかるんですが、割りピンがないまま走行するとそのうちナットが緩んでボルトも脱落、その状態でリアブレーキを作動させるとそれまでトルクロッドで連結されていたブレーキパネルがホイールとともに回転してブレーキロッドを巻き込みながらリアタイヤがロックして破損する、ということになるんですね。

点検して見たところナットは緩んでいませんでしたが、一つ間違うと大ごとになるので運行前の目視点検は欠かせませんね。

スイングアームの付け根を清掃

ドライブチェーンを灯油漬けしている間に普段は掃除することのないスイングアームの付け根やリアフェンダーなんかもきれいにしておきます。

ドライブスプロケットの清掃

続いてはドライブスプロケット。
前回交換したのは2年前で約10,000kmほど使用したところです。
特に偏摩耗しているような感じもないので掃除してからフィキシングプレートとともに表裏を入れ替えて装着。

リアブレーキ清掃

その他ドリブンスプロケットやハブ、リアブレーキの分解清掃とグリスアップにホイールベアリングの点検。
リアブレーキシューのライニングの厚みは3.5mmでした。

ハブダンパーの状態

リア周りの清掃と点検が済んで仕上げの組み付けに入るところで、2年前に交換して一万キロも使ってないハブダンパーの状態が劣化しているのを発見。
新車時に装着されていたハブダンパーは35,000km使っても目立った傷みもなかったのに今回は比較的短期間で裂けたような状態になってました。

交換した部品はウーヤンホンダ純正品なので品質は悪くないと思うんですが、以前交換した社外品のトランスミッションのギアが入りにくい関係で変速時のショックが大きいと思うしそのあたりの影響があるのかもしれません。

泡まみれ洗車

全ての部品を元どおりに組み直したらついでに洗車もしておきます。
前回はいつやったのか覚えていないくらい洗ってなかったので、すすいだ後は新車のような輝きが復活しましたよ(言い過ぎ)

CGL125サイドカバー

仕上げにユニコンカークリームでボディを磨き上げて今回のメンテナンス作業は終了。
今年の12月で購入以来満10年を迎えるCGL125ですが、今回の足回りメンテナンスではいろいろ気になる部分も見えてきたので折を見て一つずつ手を打っていこうと思いますよ。

あー疲れた(笑)

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