7年目の汚れたシートを洗浄してみた

数年前から気になってたんだけど、納車後7年目を迎えたCGL125のシートにちらほら目立つようになってきた茶色いまだら状の汚れ。
洗車時には欠かすことなくシートまで洗ってはいるものの、なぜかこの斑点状汚れが取れなくてどうしたものかと思ってました。

先日このことを口にした時に「カビじゃないか」とのアドバイスをいただき、確かに駐輪している場所は北向きのあまり陽の当たらない場所な上に、バイクカバーをかけていることから雨が降ったりなんかするとなかなか乾かなくてカビが生えるのはあり得る条件が揃ってるだろうということで納得。
そんなこんなで今回はシートの斑汚れを落とすべく洗浄をしてみましたよ。

実をいうと夕暮れ近い時間帯に急いで作業をしたので、作業中の写真は撮ってません。
なので過去に撮影したカビと思われる汚れが写っていた写真を探し出してみました。
ちょっとわかりにくいけど、茶色い斑点状の汚れが見えると思います。
着座する上面は目立たないものの、シート側面全体に広がる斑状の茶色い汚れはそろそろ見過ごせない状態となってきました。

さて実際の洗浄作業ですが「カビならカビキラーだろ!」ということで、どこのご家庭にも必ず一本は存在するカビキラーを用意してみました。
とはいえ、使い方を間違えると大変なことになる強力な洗浄剤なので、一応使えるものなどを調べてみます。

通常風呂掃除に使うものなのでタイルなどは問題ないですが、風呂といえばシャワーカーテンなんかもあるからビニールにも使えるんじゃないか?ってことで用途一覧に書いてあるのを確認。
バイクのシートは一見「革」っぽく見えるけど、知っての通りビニールレザーなので大丈夫でしょう。

というわけで、早速外したシートに満遍なくカビキラーをぶっかけ、ブラシでゴシゴシしてから数分放置。
その後流水で十分にすすいでみると概ね斑汚れは取れたように見えました。
汚れ落ちに満足しつつウエスで水分を拭き取りしばらく乾燥させてると・・・
乾いたシートの表皮が全体的に白っぽくなってしまいました!

やはり洗浄力が強力すぎたのか?これはイカン!ということで次の対策を考えることに。
最初に思いついたのは、シリコーンスプレーでの保護艶出し。
しかしこれはつけすぎるとベタつきと余計に汚れを吸い寄せる可能性を考えてバツ。
次に考えたのは、車に乗ってる方なら一度は手にしたことのある「タイヤ&レザーワックス」のスプレー。
これはいいかな?と思ったけどタイヤ以外にはダッシュボードとかの樹脂パーツの艶出しに使うものだし、シートに塗って乗車時に滑ったりすると困るのでこれもバツ。

こりゃ困ったぞ!と考えること数秒。
以前車のシートの食べこぼし汚れの掃除に使ったことのある、これがあったのを思い出しました。

多分十数年ぶりにご対面の「布製シートクリーナー」。
思い起こせば以前乗ってたバイクのシートの汚れ落としにも使ったことがありました。

念のため用途を確認。
「ビニールレザー」にも使えるとの記載を確認して一安心。
早速シート全体にスプレーして付属のブラシでブラッシング。
ウエスで乾拭きしてから乾燥させてみました。

で、結果はこの通り。
カビキラーで白くなってしまったシートは艶のあるしっとりした黒色に戻りました!

カビと思われる斑汚れも完全とはいかないまでも、目立たないレベルまで落とすことができましたよ。
今回はあまり時間がなかったこともあってタンデムベルトを外さずに洗ってしまったけど、機会があったら外してしっかり洗浄してみることとしましょう。

新車時の状態とはいかないまでもパイピングの隙間や表皮のシボ模様に入り込んだ汚れもすっきりきれいになってまあまあ満足。

というわけで結果オーライということになりましたが、「カビならカビキラーだろ!」という安直な考えでの洗浄は大変危険だということがわかりました。
たまたまシートクリーナーを持っていたからいいものの、最悪シートがダメになる可能性もあるから事前のリサーチは欠かしてはいけませんね。
シート汚れが気になってなんとかしたいなら専用のクリーナーで作業することをお勧めしますよ!
私のようにカビキラーいきなりぶっかけることは決してしないでくださいね。
(普通はやらないw)

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