つい先日のことだけど、ショートツーリングで泥水の溜まったダート道を走った際にクランクケース周りが派手に汚れたのは前回の記事でお伝えした通り。
自作のマッドフラップをエンジンガードに取り付けていることもあって油断してましたが、とある事情があってフロントフェンダーのフラップを外していたので盛大に泥水を巻き上げこんな状態に。
で、その「とある事情」とは昨年のことなんだけど、急制動時にフロントフェンダーの純正フラップがエンジンガードに引っかかるという問題が起きて、その対策として純正のフロントフェンダーフラップを外さざるを得ない状態となりました。
ここまであまり泥水の溜まったダート道を走行する機会がなかったので先延ばしにしてきたんだけど、懸念していた下回りの汚れ問題がいよいよ表面化。
現実を目の当たりにするとめんどくさいとほっておくわけにもいかず、ちょうど雨続きで時間もあったので構想していたネタ作りを実行してみることにしましたよ。
フラップの作成に先立ってまずは純正フロントフェンダーフラップがどのように固定されているのか確認してみます。
フロントフェンダーにはセンターには6mm、両サイドには7mmの長穴が空いていて、フラップはセンター部分は位置決めの突起と両サイドはカラー付きのボルトナットで固定する仕組みとなっています。
自作するにあたっては機能的な部分が担保されていればいいので純正形状を再現する必要はないと判断。
フェンダーにある三つの穴を利用してボルト・ナットで固定する仕組みで作成してみます。
まずはいつも通りA4のコピー用紙でフロントフェンダーのフラップ固定穴とエッジ部分の位置関係を型取りします。
これをフラットヘッドスキャナーでスキャンして下絵とし、イラストレーターでトレース。
これを元にして大体の形状を決めていきます。
今回はフロントフェンダーの下端から10cmのものと15cmのものの二種類作ってみました。
下方向へ向かってわずかに広がる形状とし、四カ所の角は丸くなるように切り落としました。
これを実車にあてがってどちらを作るか様子を見てみます。
フロントフェンダーの穴位置に合わせてそれぞれテープで仮止め。
パーツの効果としては15cm版の方が期待できそうですがちょっと大きすぎるかな?
という訳で今回は10cm版を正式版として作成していこうと思います。
はい完成!
詳しい作り方は割愛するけど、トレースして作ったフロントフェンダーフラップのデータをA4コピー紙に印刷してPPシート(以前作ったパンク防止フラップ(仮)で使った抗菌まな板シートの余り)に両面テープで貼り付け、カッターとハサミで切り出して固定穴は6mmのポンチで打ち抜いて完成という感じ。
固定に使うボルト類は
- 15mmのM6鍋ボルトx3
- M6のフランジナットx3
- M6のワッシャーx3
- M6のスプリングワッシャーx3
としました。
フェンダー裏側のフランジナットを10mmのメガネレンチで固定しつつプラスドライバーで三カ所の鍋ネジを適度に締め付けて完成。
最初はフェンダー形状に合わせてフラップを曲げ加工しようと思ってたけど、固定しただけでそれなりな感じになったのでもうこれでいいでしょう。
横方向から見るとこんな感じ。
エンジンガードとの間隔も十分取れてるし見た目的にも違和感はありません(個人的感想)
純正フラップに比べたら延長された10cmとした長さのフラップも期待する効果を十分に果たしてくれそうです。
ここで一つ気になるのはフロントフェンダーフラップを固定しているボルトがフェンダー内側にどの程度突き出ているか?ですね。
走行中の回転するタイヤと接触するようでは装着そのものを見直さなければいけないところですが、この通りタイヤとは十分な間隔を保っているようで一安心。
実走での検証が必要ですが一旦これにて完成ということにしておきましょう!
最後に取り付けたフラップの様子などを見てみましょうか。
「黒い三連星」ならぬ「黒い三連フラップ」というところでしょうか?思わずムフフとほくそ笑んでしまいますw
今回のフロントフェンダーフラップに続き「マッドフラップ」と「パンク防止フラップ(仮)」が連なっている姿は絶対に下回りを汚させないぞ!という心意気を感じますねw
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