ニップル付きCG125用アルミインマニの加工と装着

キャブレター

前回の記事ではCG125用のニップル付きアルミインテークマニホールドの詳細を紹介しましたが、仕上がりの雑さからポン付け不可能ということで、接合面の平面出しやバリ取りなどの加工をしてバイク本体への取り付けをしてみたいと思います。

やった加工は接合部両面をヤスリで削って平面出し、キャブレターとの接合面にあるネジ穴のタップ立て直し、ポートのバリ取りなどで、作業自体は小一時間ほどで完了。

で、こちらが仕上がった状態。
既存のM6のネジ穴はボルトをねじ込んでも最後までねじ込めない状態だったので、M6・ピッチ1mmのハンドタップで油を刺しながらタップを立て直し。
加工後はボルトをねじ込んでも引っかかりなく最後までねじ込むことができるようになりました。

シリンダーヘッドとの接合面も加工前は若干波打っている感じで気密性が保てない感じがしたので平面が出るようにヤスリで研磨しました。
ポートは鏡面仕上げにせず、今回は240番で粗めに研磨して仕上げてみました。

以前装着していたニップルの付いていないアルミンマニではこの溝に嵌っていたOリングが溶け出して二次エアを吸い込むというトラブルがあった訳ですが、Oリングの品質以外にも気になった点がありまして、それがこの溝の深さなんです。

気になったので現在所有しているインマニの溝の深さを測ってみましたが、
・CGL125純正ゴムインマニは2.5mm
・タオバオ購入のアルミンマニ(ニップル付き・無し共に)2.8mm
でした。
Oリングの太さは3mmなので数字上は問題ないように見えますが、念のため今回装着するニップル付きアルミインマニは溝の深さが2.7mm以下になるように調整してみました。

(今となっては純正インマニ同様2.5mmにすべきだったかなぁと思いましたが、純正インマニの溝の深さを計測したのが今回のインマニと交換後だったので時すでに遅しでした)

インマニ本体の加工が終わり、その他の部品を確認してみますよ。
まずは前回問題になったOリング。
サイズは同じですが、その品質は以前の記事で紹介したホンダ純正品とは大違い。
アルミンマニ付属のOリングは溶けるのがわかっているので、今回はホンダ純正のOリングを使います。

ホンダ純正部品 91304-HB3-003 : Oリング 33.5X3.0

続いてキャブレターとの間に取り付ける遮熱板ですが、前回のニップルなしアルミンマニと同様に反りが激しかったのと、遮熱板自体の厚みが薄めだったのでこれ↓を加工して使うことにしました。

去年ニップルなしアルミインマニを購入した時、予備にと思って同じ出品者から購入したCG125用アルミインマニの遮熱板です。

アルミインマニ付属の物と比較してみると、なぜか各サイズが違っていたのでお蔵入りになっていました。
前回同様アルミンマニ付属の遮熱板は厚み3.1mmと薄い上に全体的に反っていて、ヤスリがけして平面出しするとさらに薄くなってしまう恐れがあったので、厚みが4.8mmあった単品購入の遮熱板のポートを拡大加工して使用することにしたという訳です。

ポート径28.5mmに拡大して平面出し加工をした遮熱板と、今回もポート径の拡大加工したガスケットです。

加工が終わってようやく取り付け準備が整いました。
早速取り付け作業をしてみますよ。

で、交換したアルミンマニです。
前回応急的に交換した純正ゴムインマニのOリングが使い古しの物だったので二次エアトラブルの心配がありましたが、これで安心して乗ることができますね。

キャブ本体を装着してみるとこんな感じ。
この後エアクリーナーボックスを装着してエンジンを始動。各部を点検してみましたが、接合面の平面出しや純正のOリングを使用したことでトラブルなく安定して動作していることが確認できました。

さて今回ニップル付きのインマニを取り付けた訳ですが、それに関するカスタマイズはあらかじめ予想していた不具合が出てしまったのでしばらくお蔵入りとなりました。
ニップルには適当なホースで栓をして普通のアルミンマニとして使用することにします。

解決策ができたらいずれ公開してみたいとは思いますが・・・
(正直面倒になってきたのでしばらく放置するかもw)

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