PZ27キャブレターのガスケットを交換してみた

ローラーカムフォロアーの取り付けに絡んで純正PD22キャブと中華PZ27キャブを取っ替え引っ替えしてた訳ですが、その時分解清掃した時に気になったキャブレターガスケットの交換をしてみましたよ。

2014年冬に取り付けたPZ27ですが、約2年半経過してガスケット(Oリング)がへたり気味になっていたのを発見。交換するべく純正国産のガスケットセットを探してみたら1,000円以上の値段とお高いので、他のパーツを購入するついでにタオバオからウーヤンホンダ純正のガスケットセットを購入してみました。

CG125やWY125-F用のキャブレターガスケットセット、約140円(送料別)
本来PD22用ですが、キャブレタートップの平形Oリング以外はサイズが同じそうなのでこれをチョイスしてみました。
探せばちゃんとすべてのパーツが適合するPZ27補修用ガスケットセットもありますが、今回は信頼の純正部品を選択。
謎の格安社外品もありますが、中国製とはいえウーヤンホンダ純正なら品質は確かなようです。

で、早速分解。
古いガスケットを除去し各部の洗浄を施し新しいガスケットを組んでいきます。
その際保護も兼ねてゴム製品に使用できるフッ素グリスを塗布しておきます。

セットの内容としては

  • トップキャップのガスケット
  • インマニ接合部のOリング
  • フロート室のガスケット
  • パイロットスクリューのワッシャー
  • パイロットスクリューのOリング
  • フロート室のドレンOリング

の6点となり、使用するのはPZ27ではサイズの合わないトップキャップのガスケット
以外のもの。
(インマニ接合部のOリングは夏にPZ27を取り付けた時国産純正のものをつけていたので今回はフィッティングの確認のみ)
サイズや品質面では特に問題なく取り付けできました。

キャブレターの清掃が終わったところでついでにエアクリーナーの様子も確認。
内圧コントロールバルブや油水分離の有無にかかわらず今まで気になるほど汚れたことがなく、たまには洗浄した方がいいのかな?とも思いますが触らぬ神に祟りなし、エアクリ由来の不具合も出てないのでこのまま装着。


余談だけどこれに近い世代のホンダ車って、ブローバイの経路に「ストレージタンク」ってのが付いてて、ブローバイガス由来のオイルミストをキャッチするタンクが付いてるんです。
CGL125もそうだけど、XL系なんかもパーツ構成見るとそれらしいものが付いてるし、だからエアクリーナーの汚れも目立たないって事なのかな?と思ったりします。
他メーカに比べてこういう優等生的な設計?が面白くないって側面もあるのかもしれませんが、仕組みを知ってみるとなるほどと感心してみたりもします。
ちなみにベース車と思われるCB125JX(JC09)のパーツリストやサービスマニュアルを見る限りブローバイは大気開放で、国産の熊本製4速 のCG125も大気開放っぽいですね。


続いては点火系のパーツを交換。

以前の記事で取り上げたCG125用デジタルDC-CDIと三爪プラグD8TC。
ノーマルの交流式CDIと比べて吹け上がりの軽さが特徴的で、なぜか始動性も向上する優れもの。
全域でスムーズな回転になる傾向があるので純正より軽やかな感じになります。
三爪プラグはなぜか全域でトルク感が向上するのでお気に入りの物。
プラグ一つでそんなうまい話はないだろうと思いますが、体感的に違いが出るので仕方ありません。

最後に灯油ポンプを利用した内圧コントロールバルブを取り付け。
ここ三週間ほど検証のために油水分離器を取り付けてましたが、エンブレが大きく加速時の回転上昇も鈍い感じだったのでやはり内圧コントロールの効果はあったという事を再認識できました。

今年一年はパーツの取り付けに伴う検証のための走行といったケースが多く、いい加減そういうのは疲れたのでしばらくは現状一番安定していると思われる組み合わせでいきます。
エンジンを開けたり自分としては結構大掛かりな作業をしましたが、目立った故障もなく動いてくれてるので一安心というところですね。

年内のバイクいじりはこれで最後かな。

コメント

  1. うちも年内の作業はほぼ終わった感じです。
    残りは点火増強器の有無による燃費データ集計と純正キャブレター内部を初めて開けてみる程度。
    家の大掃除をしつつ、大晦日は恒例のダム湖で顔見知りへの挨拶でしょうか。

    • YBRからYBSPに乗り換えてリセットされたようなものでしょうし、まだまだネタは尽きませんね。
      点火増強器も数ヶ月の運用で目立つような違いが現れたか注目してます。

      前日飲み会なので酔っ払ってなければ大晦日のダム湖行ってみようかなぁ。

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