奥多摩から山梨へ・峠越えツーリング

CGL125 ツーリング

シルバーウィーク五連休ということで奥多摩方面へツーリングしてきましたよ。

あっさり寝坊してしまい9時過ぎに自宅を出発。
国道20号を西へ向かい猿橋へ。
そこそこ気温が高かったため長袖シャツの上にメッシュジャケットを着て出発しましたが、相模湖を過ぎる頃には寒いと感じるほどになりました。

猿橋手前から県道505号・国道139号線を経て深城ダム近くの小金沢公園へ。
深城ダムの建設に伴って水没(というより埋められたと言ったほうが正しいですかね)した深城集落の上にこの公園は作られました。
かつて存在した深城集落は、両脇に高い石垣の掘割を通る印象的な景色で、今でもここに来ると当時のことを思い出します。

昼過ぎに到着した小金沢公園でいつものようにお湯を沸かしてラーメンを頂きます。
今回は途中の公正屋で購入した「カップヌードルライトプラス・ラタトゥユ」です。
野菜たっぷりトマトスープに短めの麺で低カロリーとおっさんには嬉しい仕様になっていますw
ライトの割りには味もまあまあ。
美味しかったですよ。

小一時間休憩した後、メッシュジャケットの上にナイロンジャケットを着て丹波山方面へ。

途中、松姫トンネル入口で寄り道。
松姫峠から南側の旧道は9月いっぱいまで法面工事で通行止め。
紅葉の季節には旧道の九十九折れを楽しめるようになるでしょう。

※2015/10/12追記
10月12日に再訪しました。
10月1日に開放後、10月6日から再び通行止めになりました!
解除日未定だそうです。


思えば初めて松姫峠を通ったのは、19871988年頃にT君と初めて行った原付ツーリングでした。
当時は国道139号線も県道で松姫トンネルも深城・葛野川ダムも無く、小菅から松姫峠を越え、眼下の九十九折れに驚き、その眺めに感動したものです。
その後お気に入りのツーリングコースになり幾度と無く訪れた松姫峠ですが、松姫トンネルの開通で小菅への到達時間が短縮されました。
19871988年当時は峠からなかなかたどり着けなかった大月への道のり、というのも今では懐かしく思えます。


ここからは松姫トンネルを抜け丹波山へ、県道18号線を経由して国道411号線へ入ります。
さらに西へ向かい柳沢峠を目指します。
丹波渓谷からおいらん淵の辺りまでは狭い道と急カーブの連続で慎重な運転を強いられる道でしたが、こちらも道路の整備が進み、橋梁で谷を跨ぎトンネルで山を貫く最近の快走路に変わりつつあるようです。

柳沢峠に着きました。
条件がよければ峠から富士山が見えるのですが、この日は雲が多く展望が利きませんでした。
ツーリングライダーも多く峠茶屋周辺はにぎわっていましたよ。

さて塩山方面へ向けて峠を下りますが、標高1,500mにもなるとけっこう寒くて体はすっかり冷えきってしまいました。9月後半のこの季節にナイロンジャケットだけでは厳しいこともあるようですね。
まさに「暑さ寒さも彼岸まで」を体感した気分ですw
あと一つ気がついたのはメッシュシートカバーを取り付けたままだったということ。
これがもう抜群の効き目で、尻周りの通気性がすさまじくすっかり腰の辺りが冷え切ってしまいましたよ。
さすがにメッシュシートカバーは夏限定にしたほうが良さそうです orz

峠を下り始めると早々に道路の改良工事現場が現れます。
前に来た時は裂石温泉から数キロ上側の部分だった新道部分が峠近くまで工事が進んでいます。
途中新道に切り替えられ旧道化した部分は、進入できないように盛り土をして廃道化されているようでした。
松姫峠同様、こちらも九十九折れの続く難所でしたが、登坂車線が設けられるほど幅の広い快走路に変化していましたよ。
途中寄り道をし、現在わずかに残る旧道部分に入ってみます。

写真を撮っている間ここを通る車はほとんどなく、旧道部分から見える交通量の多い現道の高架橋とは違う時間が流れているかのようでした。
裂石温泉を過ぎ、県道201号線に入り上日川峠を目指します。

峠への道中、開けた場所があったので写真を撮ってみました。
手前にはここまで登ってきた県道201号線、その先には国道411号線の高架が見えます。

上日川峠に到着。
ここには「ロッヂ長兵衛」があり大菩薩峠への登山ルートになっていますね。
登山客が多く訪れる場所のようですが、写真を撮っている間に多くの人達が下山して行き閑散とした雰囲気になってしまいました。

上日川ダムへの道中、県道281号線からの眺め。
基本的には林間の一車線で展望が利く道ではありませんが、途中に視界の開けた場所があったので停まってみました。
眼下には大菩薩湖とこれから向かう上日川ダムが見えます。

上日川ダムに到着したのは17時ちょっと前。
秋分の日も近く、日が落ちるのが早くなりました。

上日川ダム周辺の林道を走破してみたかったのですが、いくつかの路線が工事中で進入できず。
時間的にもタイムオーバーだったため、おとなしく初鹿野へ向けて下ることにしました。
甲斐大和の道の駅でトイレ休憩をし、新笹子トンネルを抜けて笹子へ。

前々から気になっていたみどりやさんの笹子餅を購入。
10個入り840円也を購入してみました。
添加物などは入っていない評判どおりの一品でしたよ。

すっかり日も暮れて国道20号も初狩あたりからは渋滞しているようだったので、県道712号線から705号線、秋山道などを経て裏道経由で寒さに震え眠気と戦いつつ帰宅しました。


さて今回260キロほど走行し標高1,500mにもなる峠を越えてきた訳ですが、全体的に感じたのは以前に比べてトルク感が増し、上り坂でも高めのギアでスイスイ登れてしまったということです。
キャブレターをPZ27ビッグキャブに換装していることもありますが、それでも今回は違った感覚があったような気がします。
それが内圧コントロールバルブの効果なのかは定かではありませんが、以前のような上り坂での辛さはあまり感じられませんでした。
気候が涼しくなったことも影響しているかもしれませんね。
内圧コントロールバルブについてはもう少し様子を見てみることにします。

コメント

  1. 充実したツーリングですね。
    排気量的に260km、1500mの峠越えは、日帰りとしては結構なアドベンチャーですよね。
    休憩場所や休憩時間、気温や昔の様子など、ちょっとした読み物として楽しませてもらいました。
    同じバイクに乗る身として、辿ったルートや時間配分は大変参考になります。自分のライディングスキルは置いておくとして、CGLでもここは行けるんだな、ここまでは1日で行って帰って来れるんだな、ここでこんなお土産買えるんだな、とわかる記事はとてもありがたいです。
    自分はどうも1人でのんびり休憩ができず、その結果走り続けて疲れてしまい、距離が伸ばせません。まだまだ精進が足りないようです。

    • コメントありがとうございます。

      本当は秩父に抜けて雁坂峠から塩山を経て20号で帰路へと考えていましたが、あっさり寝坊して一回り小さくツーリングすることにしました。
      125ccだと高速道路に乗れないし、一日300kmくらいが限界ですね〜。
      (昨年は5日間かけて能登半島一周ツーリングしてきました。一日300km位走って全行程1600kmくらいでしたよ。)

      柳沢峠は数年ぶりだったので、その変化に驚きましたよ。
      松姫峠周辺も昔は秘境感が漂う場所でしたが、トンネルの完成で丹波山へのアクセスが容易になり交通量も増えましたね。

      私はあちこちで休憩しすぎて距離が伸びないのがちょっとした悩みですw

  2. 私はこのトップケースと同じものを使っているのですが、なんかぐらぐらするなと感じて
    ケースをはずしてみたところ、台座に大きなワレが走っていました。
    念のため点検をお勧めします。

    • miggyさま
      はじめまして、コメントありがとうございます。

      「台座のワレ」、というのはキャリアにボルト固定しているベース部分ですよね?
      早速点検してみましたが、とりあえず現時点では割れていませんでした。
      ケースの固定方法の関係上、ぐらぐら感があるのは感じていましたがまさか台座が割れることがあるとは。
      将来破損したとしても、ベース部分だけで販売しているようなのでボックス全体を買い換えないで済みそうですが。
      ともかく、今後のメンテナンス項目として定期的に確認することにします。
      良い情報をありがとうございました。

      それと話はちょっとズレますが、トップケースを台座に固定する際、鍵でロックするタイプと、ネジで固定するものがありますが、それぞれ一長一短ですよね。
      鍵でロックするタイプのものは転倒時に衝撃でケースのロックが外れて箱ごとすっ飛んで行きそう(転倒じゃないけど実際に経験した)ですが、ネジ固定タイプは転倒すると衝撃で箱自体が破壊されそう(アイリスBOXで経験済)で、どちらがいいのか決めかねる部分があります。
      ある意味消耗品と考えることも必要な気がしますね。

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