CGL125のウインカーをポジション化してみた

ウインカー

NSR250Rの左スイッチを流用する事で始まった電装カスタムでついに待望のLED化を果たした我がCGL125のウインカー。
左スイッチ流用の記事でウインカーポジション用配線を仕込んでおいた事を覚えてる人は多くないでしょうね。
今回はそのNSRの左スイッチに搭載されていたポジション機能を生かしたカスタムをお送りしますよ。

通常ウインカーポジションの機能はダブル球を使用する構成でできていますが、CGL125のウインカーにはダブル球+それ用ソケットを取り付けるだけのスペースが無いので純正同様の構成では取り付ける事が出来ません。
それに電球バルブでウイポジ化した場合、常に点灯させる事でバッテリー消費が増え発電量の少ないCGLには現実的な選択とは言えないでしょう。

ウインカーをLED化するなら消費電力的にポジション化もやりやすいだろうということでNSRの左スイッチを入手したときから目論んでいた事ではありますが、ダブル球を使用せず後付け配線だけでシングル球でのウイポジ化の具体的な目処が付けられるまでにそこそこ時間がかかりました。

という訳でネットで調べたいくつかの情報を元に、既存配線の加工無しに機能追加するために作ったパーツはこちら。

作成したウインカーポジション機能を追加するためのパーツは写真のような物。
既存のシングル球ウインカー配線にポジションランプ用配線を合流させる形で作った割込み配線です。

ちなみに以前取り付けたNSRの左スイッチには元々ポジション用の配線があったため、今回のウインカーポジション化を見据えて既存配線に追加するだけでポジション機能を追加できるようにしておきました。

左スイッチ装着当初は使用しなかった、上図のイエロー配線を既存のヘッドライト内のポジションランプ配線と差し替えて(ヘッドライト内のポジションランプは廃止)ウインカースイッチに並列で接続されているポジション用出力(左オレンジ・ホワイト/右ライトブルー・ホワイト)の配線に今回作った割込み配線を接続します。

今回作った割込み配線は上の図のようになっています。
整流ダイオードはシングル球で二つの機能を動作させるため逆流防止の目的で、ポジション用配線の抵抗はフル発光時のウインカーに対してポジション点灯時の減光目的で取り付けました。

動作としては、

  • ライトスイッチがポジション/ライトON位置=左右ウインカーのLEDが抵抗で減光されて点灯
  • ウインカー動作時=ウインカーからの電気が流れて来たときウインカーはフル発光で点滅し反対側は減光されたポジションランプが点灯
  • ハザード動作時=ポジションからの電気は遮断され左右ウインカーが点滅

となります。
(ウインカー動作時の反対側のポジションランプが点灯状態になるのはホンダ車で、消灯するのがヤマハ車のようで、各社で統一はされてないようです)

配線図上での解析ではこれで動作するはずなので実際に取り付けて確認をしてみます。

とりあえず配線の取り回しは後にして割込み配線を接続して動作テストをしてみます。
(実はコネクターに+ー逆に接続というイージーミスをしてしまいましたが)正しい配線で接続したらウインカー・ポジション・ハザードとも目論見通りの動作をしてテストは完了となりました。

テストがうまくいったのでライトケース内の取り回しの見直しを含めて割込み配線を接続。
取り付け後動作確認のため試走してみました。

上の写真はウインカーフル発光時の約半分ほどの輝度でポジションランプを点灯させた状態。
LED化に際して光を拡散させる目的で取り付けたディフューザーによって面発光に近い状態となり日中はポジションランプの点灯が目立たない感じです。
ただ夜間ではその機能を十分に果たせているようで、自作の後付けポジションランプとしてはそれなりに満足できる出来となりました。

写真や文字だけだとわかりにくいと思うので最後に動画を載せておきますよ。

これでNSRの左スイッチ流用から始まったウインカー関連の電装カスタムは完了。
実を言うと元々は搭載されていたNSRの左スイッチの全ての機能を動作させたいっ!という極めて個人的願望から始まったカスタムなので、誰の役にも立たない情報ですが自分が満足できれば良いのです。


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