久しぶりに内圧コントロールバルブの様子を見てみる

内圧コントロールバルブ

灯油ポンプで自作したクランクケース内圧コントロールバルブの話題は去年の4月以来ですね。
昨年厳冬期は内圧コントロールバルブによるエマルジョンの発生もあり、夏頃には改良版のVer.2.5も密かに投入していましたが、今年の2〜3月はバイクに乗る機会も少なく記事にする機会を逸していました。

そんな中でもたまに近所を走る機会もあったので内圧コントロールバルブの様子は確認していましたが改良版にしてから前年とは違う傾向のトラブルがあったのでちょっと書いてみることにしましたよ。

昨年の冬ころ使っていたVer.2はエマルジョンの発生があったわりにはバルブの固着等のトラブルはなく清掃のみで済んでいたのは「定期メンテナンス 暖かくなったので内圧コントロールバルブの様子を見てみた」で書いた通り。

その後ニップル付きCG125用アルミインマニとの連携動作させる形のVer.2.5を作成してみたもののこれは失敗。
エマルジョンを受ける目的で取り付けたカセットガスの蓋をより密閉度の高い物に交換する程度で終わらせていました。

で、今年の冬(2017年1月〜3月)に確認した内圧コントロールバルブVer2.5の様子ですが、(乗車する機会が少なかったのでちょっと当てにならないかもですが)エマルジョンの発生は皆無で、その代わりバルブ付近で発生した水蒸気がキャップ部分に溜まっている状態でした。

バルブを外して見るとご覧の通り溜まっていた水が・・・
この写真を撮ったのは2月頃でしたが、その後も定期的に点検するとやはりエマルジョンの発生は無く同じように水が溜まっている状態。
以前の密閉度の低いキャップを使用していた時はその隙間部分からエアを吸い込み、それがエマルジョンの発生に影響していたのかもしれません。
この時は、この程度の水ならさほど影響もないだろうしエマルジョンの発生が減ったことに満足して放置していました。

その後、気候も暖かくなってきた4月初旬にオイルレベルを点検した際オイルが若干乳化しているのを発見。
少ないと思っていた内圧コントロールバルブで発生した水蒸気から出来た水は、キャップ部分から溢れ出しクランクケース内に逆流した、ということなのでしょう。
オイルの乳化といっても大きな影響が出るほどの物ではなかったため大事には至りませんでしたが、Ver.2.5でエマルジョンの発生が減ったことと水の発生がバルブ付近でオイルミストと水蒸気の分離をある意味効率的に出来ていることがわかったので、Ver.3制作の大きなヒントとなったのは収穫であったといえるでしょう。

そんな訳で近いうちに内圧コントロールバルブVer.3を制作してみようと思います。


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