5月に交換したCGL125のフロントタイヤのDUNLOP F18ですが、同時期に交換したリアのDURO HF329と同様にチューブレス化してみましたよ。
交換したタイヤの「DUNLOP F18」は純正タイヤよりグリップがよく安定した性能で満足のいくものでした。
チューブ用ホイールにチューブ入りでチューブタイプのタイヤを装着という、ごく当たり前の組み合わせでしたが、リアタイヤでのチューブレス化が成功したのをいいことにフロントもチューブレス化してみたくなったという訳です。
※チューブ用ホイールにチューブタイヤをチューブレスで装着するという、完全に想定外で保証外の装着なので絶対に真似しないでください!
この記事を見て同様の装着をしてトラブルが発生しても責任を負うことはできません。
リアに装着したDURO HF329は装着後3ヶ月近くになりますが、エア漏れもなく問題なく使用できていることから、フロントも同様な要領で装着できれば大丈夫な気がします。
一番の課題はクランプインバルブのグロメットとホイールの断面形状の関係で気密性が保てないだろうという部分でした。
CGL125のフロントホイール断面形状
通常のクランプインバルブのグロメットは3mm程度の厚みしかないため、このような曲面への取付ではグロメットが変形し隙間ができてエア漏れするおそれがあります。
グロメットの二枚重ねで対応してみようかとも考えましたが、たまたま立ち寄った工具ショップのストレートでこのようなバルブを発見。
KYO-EI(協永産業) タイヤバルブ アウトサイド 504 30-508
インナー側のグロメットが円錐形状になっており厚みは5mm程度。
使えそうなクランプインバルブが手に入ったので、チューブレス化を実行してみます。
リアタイヤの時と同じく気密性確保のために液体ガスケットを併用します。
まずはタイヤとチューブを外してバルブを仮止めしてみます。
ホイール断面形状にフィットしてグロメットの変形も最小限に抑えられそう。
外側グロメットとワッシャー、ナットを軽く締めてみます。
グロメットの厚みがあるため、バルブの飛び出し量が少なくなります。
あとダブルナットではないためナットの緩みが心配ですが、グロメットの弾力で上手く固定されること期待したいですね。
それでは取り付け作業に入りましょう。
前回のタイヤ交換時にはホイールを磨かなかったため汚いですw
チューブレス化にあたってリムとビードの密着を良くする為にホイールに付いたゴムを除去してきれいに磨きます。
今回も30分程度時間をかけてピカピカに磨き上げました。
(綺麗になったけどタイヤ付けたら見えなくなっちゃうんだよな~)
隙間に液体ガスケット塗りこみつつクランプインバルブを装着。
乾燥させてからタイヤを装着します。
ビードワックスをたっぷり塗ってからタイヤを装着。
リムを磨いて綺麗にしたことで今回も一発でビード上げ完了!
チューブレス装着は上手くいきました。
装着直後は空気圧を3.5kgf/cm2くらいにして様子見。
1日経過後に再計測してみたところエア漏れがなかったため、2.5kgf/cm2→2kgf/cm2と段階的に空気圧を調整しつつ試走を繰り返してみました。
試走後もエア漏れは無く、とりあえずはチューブレス化は成功です!
チューブを抜いた分バネ下重量の軽減がされているわけですが、その恩恵を感じるほどの変化は正直言って感じられませんでした。
反面ネガティブな変化も無く、チューブを装着していた時と操作性の大きな変化はありませんでした。
チューブ用ホイールはハンプが無いため、パンク時にビードが落ちる危険性があり注意して運転する必要がありますが、パンク修理はチューブタイプより簡単にできるため、これはチューブレス化によるメリットとなりますね。
しばらく様子を見つつ、今後チューブレス化による不具合があるようならチューブを入れるなどして対処してみたいと思います。
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