ようやくツーリングに快適な気候になってきたものの、昨今の情勢を考えるとそうそう出歩く事もできない今日この頃。
快晴の休日という事で絶好のツーリング日和ですが、今回は以前より試してみたかったネタの消化と軽いメンテナンスをしてみましたよ。
まず試してみたかったネタというのはヤマハ用「BS3KG」というブレーキシューをCGL125のフロントに装着してみようというもの。
以前YB125SPのリアブレーキシューにホンダ用「BSK20」(CGL125純正サイズ)と「BS136」(CB125Tなど)の装着事例があったため、25mm幅のCGL純正サイズから27.5mm幅の「BS3KG」に交換してブレーキ強化できないか?との目論見。
結果から言うと、各部の細かい数値の違いからブレーキパネルへの装着はできたもののブレーキドラムには入らなかったという結果でした。
というわけで出鼻をくじかれやる気を失いましたが、せっかくフロントブレーキ周りの分解をしてしまったので続けて分解清掃などをやってみる事に。
・・・しかしこれが悲劇の始まりでした(笑)
この際という事で、ブレーキワイヤーの清掃と注油をしておこうとレバーを外してみると・・・
クラッチレバーをひっくり返して転用していたブレーキレバーの窪みに水が溜まってました。
ここ最近雨が多かったせいでカバーをしていても多くの水を被ってしまっていたようです。
グリースが乳化してるのできれいに掃除しておきましょう。
(定期的な清掃が必要ですね)
その他フロントブレーキ関係の外せるパーツは全て洗浄。
ブレーキワイヤーの注油をしようと外してみると・・・
ブレーキパネル側接続部にあるゴムのブーツをめくってみたところワイヤーが錆びちゃってました。
これはいかんと錆び落としをしてたらブーツが破損。
仕方ないのでサビ落としはそこそこに一応潤滑浸透スプレーをワイヤーに流し込んでおきましたが、このままではワイヤーの錆が進行しそうだから交換を考えなきゃいけないなぁ。
続いて、ついでという事でクラッチワイヤーを外してインナー・アウターの清掃。
潤滑浸透スプレーを流し込み元どおりに組み付けてるとなにか違和感が・・・
ギャー、ワイヤーがほつれてるー!
なんてこった!
これはまずいぞって事で、以前購入しておいたWY125用の予備ケーブルに急遽交換する事に。
もう何年も前に予備品として購入しておいたWY125用社外ブレーキワイヤー&クラッチワイヤー。
純正品とのサイズ比較もしないままぶっつけ本番の実戦投入ですが果たして・・・
はい、使えませんでした〜!orz
純正ブレーキケーブル全長119.5cm、アウター102cmに対して
社外ブレーキケーブル全長116cm、アウター103cmで長さが足りず。
純正クラッチケーブル全長108cm、アウター97.5cmに対して
社外クラッチケーブル全長109.5mm、アウター95.7cmという事でインナーワイヤーが30mm長いという結果に。
ブレーキワイヤーはブレーキアームのスプラインをずらせば装着できそうだけど、さすがに3cmも短いから却下。
クラッチワイヤーはインナーが3.5cm長いのでどうやっても機能せず断念。
結果的にはほつれた一本のワイヤーを切断して元に戻しておきました。
またまたついでという事で、最近針がプルプル震え始めたスピードメーターケーブルを交換しようという事で、同じく購入しておいたWY125用社外スピードメーターケーブルを取り出してみたところ・・・
こちらも
全長805mm(インナーワイヤー)なのは同じだったもののアウターが10mm長いという結果に。
予備で買っておいたケーブルは全部使えませんでしたっ!
落胆しつつ、使用し始めてから約11ヶ月経過したNGKのJR8Bスパークプラグの様子など見てみます。
いい感じの焼け具合なんじゃないですかね。
最後は最近エンジンのノイズが気になってたのでタペット調整など。
久しぶりに対面したOHVエンジンのロッカーアーム。
計測してみたら吸気側・排気側ともに規定値の0.08mm
落胆と今後の不安を抱きながら元どおりに組み立て工具を片付け、家の前でちょっとだけ試走して今回のメンテナンスは終了。
ブレーキワイヤーの方は今すぐ不具合が起こりそうな感じではないけど、ほつれたクラッチワイヤーでは長距離のツーリングは不安だなぁ。
どうせ大っぴらに外出ができるような状況ではないので、代替え品を探すかなんとかして修理するか、じっくり考えてみる事としましょうか。
さすがに7年目ともなると不具合が続くようになってきますね。
いやはや散々な今回のメンテナンスでした。
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