今回はついに長年(?)の課題だったCGL125のウインカーをLED化するための加工に着手してみましたよ。
CGL125のウインカーをLED化するにあたって加工用の部品を入手したのは以前の記事で公開済みですが、加工前提とは言え予想外の注文品とは違う物が届いたことでさらなる加工が必要になったため、部材の調達と加工の手順を考え若干着手に時間がかかってしまいました。
さてこちらが今回LED化加工するWY125用ウインカーです。
なかなか作りが良いものの、レンズ部分がクリアタイプのほぼカットなし状態のため指向性の強いLED光を拡散させるための仕組みが必要になります。
加工作業に入る前に、まずはウインカーを部品単位まで分解して今回使用する本体とレンズを中性洗剤でしっかり洗浄しておきます。
(塗料の食いつきを良くするためですが、なんか変な臭いがするしw)
各パーツを洗浄してしっかり乾かしたらウインカー本体の内側をシルバーのスプレー塗料で塗装します。
使用するLEDバルブによって効果がまちまちだと思いますが、ウインカーバルブの光を反射拡散させるリフレクターの効果は期待できると思います。
ちなみに使用したスプレー塗料はダイソーで見つけた108円のシルバーのアクリルスプレーですが、今回購入した5個のウインカーを塗装するようなチョイ塗りにはちょうど良いサイズでした。
1日ほどかけてしっかり乾燥、レンズとの合わせ面を軽くヤスリがけしてウインカー本体の加工は完了。
続いては内蔵するLEDバルブのソケットや光の拡散パーツの加工に移ります。
現物合わせでいろいろ試した結果今回の構成パーツはこんな感じになりました。
使用するLEDバルブは汎用性と入手性を考えてウォームホワイト(電球色)のT10ウエッジバルブを用意。
12SMDの平面タイプと9SMDの拡散タイプを用意してみましたが、どちらを使うかは実際に装着して決めてみようと思います。
T10のバルブソケットは通販で購入した10個入りの激安品。
ソケットを固定するパーツはホームセンターの電材売り場にあったケーブルクランプ「ナイロンサドル 13.8Φ」。
光を拡散させるパーツはいわゆる「ディフューザー」に適していると思われる乳白色のポリプロピレンシートを用意してみました。
この「ディフューザー」に使用するポリプロピレンシートですが、ダイソーで購入した二種類のまな板シートから加工の容易さ・曲げ具合・光の拡散具合をみて上の写真の物がちょうどよかったのでこちらを採用しました。
加工用の部品が揃ったので各パーツを組み立てて行きましょうか。
まずは内側をシルバー塗装したウインカー本体にケーブルクランプを使用してT10バルブソケットをねじ止めで固定。
固定位置はLEDバルブの発光部中心がウインカーレンズのカット中心部に合うように調整します。
続いてまな板シートを切り出したディフューザーを曲げながら本体に装着。
光を拡散するディフューザーは光源との位置を遠くするほど光が柔らかく拡散するようなのでドーム形状になるように設置。
バルブが球切れした時は交換する必要があるためディフューザーは固定せず曲げた状態でかぶせたレンズで押さえつける構造としました。
ちなみにこのディフューザー。フィルム時代に一眼レフカメラを使用していた人ならなんとなく既視感があるのではないでしょうか?
じつは半透明のフィルムケースを半分にカットしてストロボの発光部に装着するという、ストロボ光を柔らかくするために用いられた定番技の応用なのです。
ウインカーのレンズをかぶせて見るとクリアオレンジのレンズでもディフューザーのおかげで内部のバルブは直接見えないようになり、LEDバルブでもうまい具合に光が拡散されるんじゃないかという期待感が高まります。
最後にT10バルブソケットの配線に110型ソケットを取り付けて加工は完了!
・・・と行きたいところですがこのウインカーの最大の課題が。
そう!一見便利に見えた水抜き穴の穴埋めをしなければなりません。
水抜き穴を埋めるにあたってはプラ棒などを接着して整形しようか?とも思いましたが、わざわざ買いに行くのも面倒だしたまたま手元にあったグルーガンで埋めちゃう事にしました。
一部をマスキングテープで塞いで多めにグルーガンを盛って硬化させ、周りの形状に合わせてカッターで整形して完成としました。
塞いだ穴はこんな感じ。
熱には強くないグルーガンだけど、設置位値的に溶け出すほどの高温にはならないと思うのでまあ大丈夫でしょう。
浸水したり不具合が出るようならその時また考えることにします。
という訳で今回の加工編はここまで。
次回ウインカーをLED化した時の最大の課題である日中の被視認性や二種類用意したLEDバルブの点灯具合など、実際にバイク本体に取り付けて動作確認してみる事にします。
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