CGL125に油水分離器をつけてみた (追記あり)

内圧コントロールバルブ

最高気温も10℃前後になってきた今日この頃。灯油ポンプを流用した内圧コントロールバルブの「油水分離」の機能を試すにはもってこいの季節となりました。
本当は継続して試すべきなんだろうけど、ここ最近YB・YBR界隈で流行している「油水分離器」をわがCGL125のOHVエンジンでどれほどの効果が出るのか試してみることにしましたよ。

実を言うと夏ぐらいにある筋からの提供で入手していた油水分離器ですが、CGL125の場合付属のホースでは取り回しに難があり、ホースの曲げ加工の面倒さもあって今まで放置してましたw
(油水分離器の詳細や効果についてはこちらが参考になります)

早いとこ取り付けをしなければ、いわば冬季にその効果を発揮する「油水分離器」の出番が無くなってしまうので重い腰をあげて作業することにしました。

まずはCGL125への装着位置を確認してみます。
写真を見てもわかる通り、付属のホースではどう見てもポン付け不可です。
おまけに以外と装着位置に自由度がなくて、ホースの曲げ加工でなんとかするしかないと言う状況に。

という訳で現物あわせしながらホースを曲げ加工してみました。
(ホースの曲げ方については以前の記事内にあるリンクを参考にどうぞ)

なんとか手持ちのホースで長さも間に合い、曲げ加工もうまい具合にできました。

油水分離器本体に装着してみるとこんな感じ。
曲げ加工したこのホースでは、効果的な装着位置を考えると満足のいくものではありませんが仕方ありません。
ホースの曲げ加工ができたので、早速CGL125本体に装着してみましょう。

はい、とりあえず仮装着。
CGL125のブローバイガスはクランクケース側排出孔からブローバイホース→ストレージタンク(オイルミストをキャッチするタンク)を経てエアクリーナーボックスへと導かれます。
YBR125やGN125に比べると長い経路となりますが、サイドカバー装着時のクリアランスを考えると油水分離器本体の位置はここ以外は無理そうです。

この状態でサイドカバーを装着しても無理なく取り付けできる位置にできたようなのでホースクランプで固定しましょう。

と、その前にこれまで取り付けてきた灯油ポンプ内圧コントロールバルブの分離水の量を見てみましょうか。
前回の清掃後約100kmほど走行したあとの分離水の量はこんな感じ。
オイルミストが混じる訳でもなく、透明な水のみが分離されているようです。
前回の点検時にはバルブ本体のほうにエマルジョンの発生が見られたので、こちらは定期的な点検・清掃が必要ですね。

ホースクランプで各部を締め付けて油水分離器の装着は完了。
自分で言うのもなんですが素晴らしいシンデレラフィットですねw
これ以上ないと言うほどのフィット感ですw 
排水ホースがリアタイヤにあたりそうな長さだったので、仕上げに少しカットしておきました。

エンジン始動後各部の点検をしてみましたが、排気漏れやその他不具合はなさそうです。
日没時間切れで試走はまだですが、家の前を少し走ってみた限りでは特に問題はなさそうです。
今後CGL125のOHVエンジンとYBR系エンジンの分離水の量など違いを検証してみたいと思います。


2017/12/23追記

その後の油水分離器の様子ですが、約150km走行後に出てきた分離水は下の写真の通り。

 最高気温10〜15℃くらいの気候の中での走行でしたが、灯油ポンプを利用した内圧コントロールバルブの油水分離機能で分離された水の量と似たような傾向でした。

油水分離器のフィルターの様子と排出した分離水の量はこんな感じ。
排出された水は灯油ポンプバルブの時と同じく透明な水のみで、フィルターの汚れも見られずYBR系エンジンとの違いが見て取れました。

イマイチ期待外れな結果だったので、そう長くない距離しか走っていませんがついでにもう一つの簡易版油水分離器を試してみました。

試したのはT型のホースジョイント。
これを既存のものと差し替えて油水分離器としての機能があるか試してみます。

中華パーツの油水分離器と違いフィルターはありませんが、すでにT型ジョイントで油水分離機能の検証をした方がいるそうなので、効果があるかこの状態で今日1日走ってみました。
気温10℃〜15℃の気温の中、約140kmほど走行して分離された水の量は最初につけた中華油水分離器の半分ほど。

T型ジョイントでも少ないながらも水を分離する機能はあることはわかりました。
CGLではこのような結果となりましたが、YBR系エンジンなら簡易版でも効果はあるかもしれません。

YBR系エンジンでは多量の分離水が出る油水分離器ですが、わがCGL125のOHVエンジンでは灯油ポンプの油水分離機能とほぼ同じ量だったという結果になりました。
エンジンの違いで分離水の量が異なる傾向になるということは大体わかりましたが、内圧コントロールバルブの効果の有無を考えると油水分離機能はほぼ変わらないので今後も継続して使用し続けるかというと「もういいかな。」というのが率直な感想。
という訳でCGL125での油水分離器の検証はここまで。 

エマルジョンの問題はありますが、個人的にはやっぱり内圧コントロールバルブのほうが効果があると感じてるので明日にも再装着します。

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