秋の林道ツーリング、ということでちょっと気になるいくつかの林道を巡る旅をしてきましたよ。
7月の桃ツーリング以降なかなか機会に恵まれないまま時が過ぎて季節はあっという間に秋へと移り変わりました。
今年は9月末でも気温が30℃を超える日があったくらい暑い日々が続いたこともあり、ここ数日でいっきに寒くなってきた気候に対応できてなかったようで、出発早々強い風に吹かれながら防寒対策が万全でなかった事に後悔。
目指す場所ですが、まずはこの季節といえば個人的に行きたくなるのは松姫峠です。
いつもは国道20号を西へ向かい猿橋から139号で小金沢公園へ向かうルートを使いますが、今回はその後の目的地のこともあり山梨県道18号上野原丹波山線の鶴峠経由です。
ということでまずは第一の目的地である松姫峠へやってきました。
以前は小菅の湯経由で松姫峠まで路線バスがきていましたが先月末で廃止となったようです。
それでも峠の駐車場には登山者のものと思われる自家用車が数台あって人気のほどがうかがい知れるというものですね。
さて松姫峠といえば国道139号線だったこともあり個人的には今回の林道ツーリングにふさわしいのか疑問に思う部分もあったのですが、なんと現在は林道になっているのですね。
通行止めゲートの傍らにある標識には「林道 松姫峠線 終点」と記載されています。
ここが終点ということは閉鎖された大月市側の扱いはどうなっているのでしょう?
ちなみに今回松姫峠を訪れた理由として、以前撮影した走行動画をあらためて撮り直してみたいという事がありじっさいに撮影はしたのですが、このブログを書いている今動画編集までやっている時間的余裕がないため掲載を見送りました。
後日追加するかもしれませんが。
次なる目的地はこれまた数年ぶりの訪問となる一ノ瀬高原です。
とは言っても今回は一ノ瀬高原方面へは行きません。
前回訪問時には見送った甲州市道から高橋集落へ向かう道を進みます。
かなり荒れたダート道を進むと何軒かの家屋があり行けるところまで行ってみたらその先は東京都の水源地であるという事で自転車・バイク・自動車の通行は不可となっていました。
途中紅葉し始めた木々があったりで、さすがに標高1,000mを超える場所ということもあって季節を先取りしている感じがしますね。
夏は避暑地としても楽しめそうです。
このあとは今回のツーリングで一番行きたかった林道へ向かいますが、その前に大きく変わったであろう国道411号線の柳沢峠の様子を見にちょっと寄り道。
麓から何年もの歳月をかけて改修されてきた国道411号大菩薩ラインですが、1990年頃に初めて通った時は狭くいくつものヘアピンカーブが続く難所でした。
ここ数年でついに柳沢峠までの工事が終わり快走路へと変貌したようですが、今回は下まで行かず峠から少し下りた所にできたという展望台の様子を見てみます。
多分ここからは富士山が見えるのでしょうがこの日はあいにく雲に隠れてその姿を見ることはできませんでした。
そしてこの展望台ですが、廃止された旧道上にあるんですね。
この柳沢峠へいたる道の旧道のほとんどは埋め戻されてしまったり立ち入りができないこともあって、往時の姿を懐かしむこともできませんがこんな形で残されているのはちょっと嬉しかったですね。
はい、ということでいよいよ今回のメインイベントでもある林道竹森線へやってきました!
前回は2018年の10月に訪問しましたが、その後の2019年の台風の影響だったか?しばらく通行止めが続きもう開放されることはないのかなぁと残念に思っていたところ、たまたま夏頃に山梨の県営林道情報を見たところなんと規制が解除されているのを発見。
行ける時に行っておかないと次はいつまた通行止になるかわからないので林道探索には絶好のこの季節に照準を合わせていたという訳です。
ここからはじっくりと林道竹森線を味わうべくのんびりと前回見て回ったところを中心に確認して行きたいと思います。
前回とは逆で終点側から入ってすぐに国道411号線のつづら折れを見下ろすポイントが現れます。
2018年訪問時はまだ工事中だった道も完成しその様子は一変しましたね。
(↓前回訪問時の写真はこちらの記事からどうぞ↓)
続いては林道竹森線のハイライトともいうべき甲府盆地を見下ろす大パノラマです。
ここからは左手の方に富士山が見えるはずなのですが、晴れてはいるもののあいにく雲に阻まれて今回はその姿を拝むことはできませんでした。
しかし前回は全然気がつきませんでしたが、ここから見える景色は逆光でキラキラ光る眼下の町並みがとても綺麗でしたよ。
というわけでこんな景色を見てしまったら360度画像の撮影をしないわけにはいかないでしょう!
(上下左右にグリグリ動かしてみてくださいね!)
さらに先へ進むと斜面の木を伐採している場所が見えてきました。
先にも書きましたが、昨今災害等でダメージを負った林道は復旧されることなくそのまま閉鎖ということになるケースも少なくないためこの竹森線も同様になるのかと思ったものですが、しっかり林道の本来の役目を果たしているということでしばらくは安泰ということなのかもしれませんね。
ここも前回写真を撮ったヘアピンカーブです。
こういう高低差のある場所へ来るとついつい写真を撮りたくなっちゃうんですよねw
林道竹森線の起点と合流する鈴庫山林道を経由して最後は起点標識の前で記念撮影です。
前回ぶっ倒れていた起点の標識は直されていましたねw
富士山が見えるポイントをいくつかまわったわりには終日その姿を拝むことはできないような、風も強くスカッとした秋晴れとは言い難い天気だったものの、気になっていた林道竹森線を全線走破できて、紅葉にはまだちょっと早いけど大満足な秋の林道ツーリングでした。
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