「メーター弁当箱」を作ってみた

CGL125のメーターとメーター弁当箱を重ねてみた 雑記

厳冬期の2月ということで寒いしバイクに乗れないので「メーター弁当箱」を作ってみましたよ。

CGL125やCG125、古くはCB125Tなど角形メーターのバイクというとホンダ車が多いイメージですが、その形状から「弁当箱メーター」などと揶揄されるシーンを目にすることがあります。
そんな「角形メーター」がどうしても許せなくて、よくある円筒形の二連メーターに置き換えることで自分の理想とするスタイルに改造するケースもちらほら。

しかしこの角形メーター、いざ所有してみるとなぜか気に入ってしまい「これじゃないとダメ!」と言い切るオーナーも一定数いるようで、SNS上では「メーター弁当箱」を作ってしまったCG125のオーナーさんも現れました。

黒くて四角い弁当箱にメーターの写真シールを貼った簡易的なものでしたが、その出来・再現性は素晴らしく、一時期同じCG125オーナーの中で話題となりました。
今でも外野からは「弁当箱ダサいwww」と笑われる角形メーターですが、それを逆手に取った形でこんなユーモアのある表現をするのは楽しくていいよね!という好意的な空気感に私も大いに影響を受けました。

こうなったら角形メーター搭載の「CGL125」だって負けてられないぞ!ってことで私も「メーター弁当箱」作ることにしました。

「メーター弁当箱」に使えそうな弁当箱を探す

さて「メーター弁当箱」を作るにあたって最大の難関だったのは「黒くて四角い弁当箱」を探すこと。
最初は100円ショップにあるだろうと高を括っていましたが、意外なことに「黒い」弁当箱が見当たりません。サイズにしてもバイクのメーターと似たような縦・横・高さのサイズ感に近いものが無く、ネットで検索するとその条件に近いものはあるもののまあまあなお値段。

半分ネタ的なものだしあまりコストはかけられないので「メーター弁当箱」の作成は諦めかけたのですが・・・

ダイソー2段ランチ弁当箱

ある日買い物で立ち寄った大型の「ダイソー」でちょうどいい弁当箱を発見!

2段ランチ弁当箱(ブラック)
原産国:日本 材質:本体:ポリプロピレン\nフタ:ポリスチレン\n中フタ:ポリエチレン\n箸:ポリスチレン 商品サイズ:2段弁当箱 サイズ:17.4×7.6×9.6cm 、はし サイズ:16.3×0.7×0.7cm  内容量:1個入 種類:...

これならフタの部分にCGL125のメーターを印刷したシールを貼り付けるだけでいい感じになりそうですね。

2段ランチ弁当箱_展開状態

ちなみにこの弁当箱、上下2段に分かれるようになっていてコンパクトなわりにご飯とおかずがたくさん詰められる機能的にも優れたお得なものでしたよ。

「メーター弁当箱」のシールデータを作る

さて「メーター弁当箱」を作るにあたって「メーターパネルを印刷したシール」を貼り付ける訳ですが、一番簡単に思えるのは「実物の写真を印刷してシールを作成する」ですよね。

しかし自分のバイクのメーターの写真を撮ったことがある人ならわかると思いますが大きな問題点があるんです。
そう、それは正面から撮影すると「自分や背景が写り込んでしまう」こと。

CGL125メーター写真

こんな感じでいろいろ写り込んでメーターパネルそのものを写真だけで再現するのはなかなか難しいのです。
それじゃどうするか、って?

そりゃあもうアドビイラストレーターを持ってるんだから印刷用のデータを一から作る!に決まってますよね。

CGL125メーターデータ作成01

そうと決まれば話は早い!
撮影したCGL125のメーターの写真を下絵にしてトレース。

CGL125メーターデータ作成02

あちこち色を配置して〜

CGL125メーターデータ作成03

とりあえずこんな感じで完成〜!
まずは作成した画像データーがどの程度再現されるのかサンプルを印刷してみましょう。

「メーター弁当箱」のシールを印刷する

CGL125のメーターシールのデータが完成しましたが印刷はどうしましょうか?
再現性のほか、「弁当箱」に使うということで耐水性・耐候性も考えなければいけません。

試作シールで印刷品質を確認

まずは印刷品質がどんなものか?コンビニのシールプリントで試作品を作ってみました。

試作メーターシール

これ、自分で言うのもなんですがとても良いですね。
出来上がりが楽しみで気分も上がりますよ!

(ちなみに知人にこのサンプルを見てもらったら「出来はいいけど誰にもウケないものを作ってどうする?w」的なことを言われましたが私もまったくその通りだなと思いました)

2段ランチ弁当箱と試作メーターシール

「ダイソー2段弁当箱」と並べてみるとサイズ感も良好。
このままカットして貼り付けたい衝動に駆られますがこれはあくまでサンプル。

コンビニプリントのシールは耐水性・耐候性の点で弁当箱には適してませんし、貼り付ける素材によっては簡単に剥がれてしまうことがあります。

ダイソー2段ランチ弁当箱_説明書

ということで今更ながら弁当箱の素材を確認。

本体は「ポリプロピレン」ということで一般的なシールが剥がれやすい素材ですが、今回シールを貼り付ける予定の「フタ」は「ポリスチレン」でした。

ポリスチレンであれば簡単には剥がれないようなので一安心です。

耐水・耐候性のあるシール印刷を発注

弁当箱のフタがシールを貼っても問題ない素材であることがわかったので、印刷は耐水性・耐候性に優れたシール印刷ができるところに外注することにしました。

CGL125メーターシール印刷用データ

印刷用データーはこんな感じ。
サイズによって料金が大きく変わるので、割安なハガキサイズで収まるくらいにしました。

印刷の仕様を確認すると「ハーフカット」という任意の形で切り抜く作業も込みということなので、写真にある青い線でカットラインを入れてもらうことにしました。

CGL125「メーター弁当箱」完成!

印刷発注して数日、CGL125のメーターを印刷したシールプリントが届きました!

届いたCGL125メーターシール

コンビニプリントの試作で大体わかってたけど印刷所に頼んで作ったものも高品質で良い感じ!
印刷範囲の空き部分に「OHVステッカー」も入れておいたので、以前貼り付けたサイドカバーのものをこれに貼り替えておきましょう。

弁当箱にメーターシールを貼る

届いたシールを一通り確認できたので「メーター弁当箱」の作成に取り掛かります。

メーターシールを貼り付け

まずはハーフカットラインの外側を剥がし位置決めしてフタにマスキングテープで仮止め。
裏紙を剥がして曲がらないように慎重に貼り付けていきます。

ということで・・・

CGL125の「メーター弁当箱」が完成したよ!\(^o^)/

CGL125メーター弁当箱

いや〜なかなかの出来で大満足ですよこれは!

本物のメータと並べてみる

さて完成したCGL125の「メーター弁当箱」。
最初にすべきことと言えばやはり実物のメーターと並べてみることですよね。

CGL125のメーターとメーター弁当箱を重ねてみた

はい、CGL125の実物メーターに重ねてみました。
ちょっと小さくてなんかカワイイw

メーターパネルの再現性も高く違和感なし、本物メーターを隠して遠目に見たら素人には弁当箱だってわからないでしょう。

CGL125のメーターとメーター弁当箱

本物に比べたら一回り小さいですが同サイズだと弁当箱としては大きすぎだし、このくらいのサイズが「オリジナルグッズ」としてはちょうどいいですね。

しかしこうやって並べて眺めているとニヤニヤが止まりませんね〜。
完全に自己満足ですがそれでいいんです!
はやくこの弁当箱に白飯を詰めて走り出したい気分ですよ!

作成したシールはまだいくつかあるので他にも何か作れないか考えてみましょう。
ということで「メーター弁当箱」を作ってみたというお話でした。

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