はじめてのパンク修理

釘が刺さったタイヤ CGL125 メンテナンス

今から遡ること数週間、トランスミッションの交換が済んだエンジンをCGL125の車体に載せて各部を点検していたところリアタイヤに釘が刺さっているのを発見しました。
CGL125を新車購入して以来今まで一度もパンクを経験したことがなかったのですが、今回ついにそのパンク修理をする時が訪れたのです!

普通ならこんなトラブルが起きたら困るものでしょうが、わざわざチューブレス化してある我がCGL125の滅多にないパンク修理をする機会が訪れたので、これはネタ的においしい!ということで記事にしてみましたよw


CGL125の前後タイヤは通常はチューブタイヤが装着されていますが、私のCGL125は2015年に実施した初めてのタイヤ交換以来、通常使用では全く推奨されないチューブレス状態で運用しています。
トラブル発生時の対応等を事前に想定して自己責任で実施しています。
この記事の
真似をして何かトラブルがあっても一切の責任は取れませんのでご注意ください。


という訳でパンク修理です。
おもいっきり釘が刺さってますねw
チューブが入っているタイヤなら普通はグギが刺さった時点で空気が抜けて走行不能になる訳ですが、チューブレス化してたおかげでこの時まで全く気がつくことなく一ヶ月以上の時が経っていました。
溝に沿った形でうまい具合に釘が収まってたせいで走行中の異音もほとんど感じることがありませんでした。

タイヤのその他の部分もざっと見回し一箇所だけであることを確認できたので、いつも車載しているパンク修理キットを取り出しました。
出先でパンクしても自力で修理して最低限帰宅できるようにいつも積んでいましたが、ついにこれらの道具を活かす場面が訪れました。

さてこれらのパンク修理キットはもう記憶の彼方になるくらい昔に買った大橋産業の「No.831 パンク修理キット パワーバルカシールタイプ」の残骸。
一通り必要なものは揃ってるようなので早速作業を開始!

まずはプライヤーで刺さった釘を抜きます。
刺さった角度が良かったのか?抜いても空気が盛大に漏れ出すことはありませんでした。
チューブ用のタイヤを無理やりチューブレス化して使用していましたが、チューブタイヤのように一気に空気が漏れ出さなかったのはラッキーだったと言えるでしょう。

でこの次はキットのラバーセメントをスクリューリーマーに塗布して釘の刺さった穴に差し込む訳ですがここでトラブル発生!
なんと一緒に入れてあったラバーセメントが全て揮発して使い物にならない状態に!

無いものはしょうがないので一旦作業を中断。
急遽100円ショップに走り自転車用のパンク修理セットを購入してきました。
欲しいのはゴムのりだけだったんですが仕方ないですね。

という訳で作業再開。
(詳しい作業の仕方は上にあるメーカーのリンク先を見てください)
まずはスクリューリーマーに買ってきたゴム糊を塗布して釘の刺さった穴に差し込みます。
この時点で入っていた空気のほとんどが抜けました。

続いてパワーバルカシールの保護フィルムを剥がしてゴム糊を塗布します。

スクリューリーマーを抜いてからバルカシールを取り付けたインサートニードルを根元まで差し込み、奥まで入ったらバルカシールが抜けないようにそのまま真っ直ぐに引き上げます。

最後にはみ出したバルカシールをトレッド面から3mmほど残して切断します。
規定値より多めの空気を入れて漏れがないか?確認して作業は終了。


チューブレスタイヤのパンク修理って簡単ですね〜。
チューブタイヤのパンクだとどうしてもホイールを外すことになるので出先での修理はできるだけ避けたいところ。
もしパンクしてしまったら自力での修理はなかなかハードルの高いものだし、実際のところはロードサービスを利用するというのが現実的でしょう。

これらを総合的に考えるならリスクはあっても出先でも自力修理可能なチューブレス化は個人的には選択肢に入るところです。
パンクした直後に空気が抜けて走行不能になるチューブタイヤに比べて、釘が刺さったままならすぐに空気が抜けきらないチューブレス状態なら、空気を補充しつつ修理できる場所まで騙し騙し移動することも不可能ではないですしね。

今回のパンク修理完了後150kmほど走行してますが空気漏れなど起きていないので一応修理は成功したということで良いでしょう。

それともう一つ、今回の作業中に急遽買いに走ったゴム糊(ラバーセメント)ですが揮発性が強いらしく一度開封してしまうと使い物にならなくなることを学びました。
いざという時のために常時携行してても揮発したラバーセメントでは修理ができないので、使い切り前提で携行するものは未開封のものを入れておくべきでしょう。

という訳でCGL125での初めてのパンク修理はうまくいったのですが、4年17,000kmほど使用したティムソンタイヤもそろそろ交換時期が来ていることを無視できなくなり、一難去ってまた一難というところです。

ここのところメンテナンスネタばかりでいい加減うんざりしてきましたw

コメント

  1. ご無沙汰しています、私もこれを愛用しています。いろいろ使ったのですが、これが一番確実でした、家では缶入りのゴムノリを使って、チューブのノリはバイクに積んでいます。たいていはエアー補充して帰ってから修理してますね。

    • コメントありがとうございます。
      今回は練習も兼ねて自宅で作業しましたが出先でのパンク作業でなかったのが幸いでした。
      いざという時にゴム糊が使えなかったら帰宅できないかもしれませんから、最悪の事態を避けられてよかったです(笑)
      またおっしゃる通りエアーを補充しつつだましだまし帰宅してからの作業というのも検討すべきですね。

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