先日タンク関連のものと思わしきパーツを偶然手に入れたので、その装着をかねて以前よりちょっと気になってたガソリンタンクの傷消しなどやってみましたよ。
で、そのパーツというのがこちら。
YAMAHA純正モール 品番:3TB-24188-00
XJRやSR400のタンクに装着されているそうです。
タンクの傷防止などに使われる物だと思いますが、装着するとイメージの変化が出るのでドレスアップにも利用されているようです。
メンテナンス時にタンクを外した時、地面に置いた際にエッジ部分が傷つきにくくなるという効果もあるようです。
さて、外観カスタムも兼ねての装着だし、新車購入以来6年が経過して塗装面がくすみ始めたガソリンタンクをコンパウンドで磨いてきれいにしてからの取り付けとしてみましょうか。
CGL125のガソリンタンクに付いている立体的なゴールドのエンブレムは高級感あふれる物ですが、乗車時にニーグリップすることで膝の内側が当たりタンクに押し付けられるため上の写真のような傷が付いてしまいました。
シートとの接触部分も常に擦れているためご覧の通り傷だらけ。
傷は完全に取りきれないと思うので、主に細かい擦り傷とくすみを取る方向で作業してみましょう。
たまたま持ってたソフト99のボデーコンパウンドを使用して、
細目→中細→極細の順でタンク全体を磨いていきます。
全体のくすみや細かい傷がとれて光沢が戻ってきましたが、やはり深い傷は取りきれないようです。
磨きすぎると塗装のクリア層が剥がれてしまう可能性があるのでほどほどにしておきましょう。
普段はあまり掃除しないタンクキャップや給油口周辺ですがこの際ということで磨いてみます。
キャップの影になって普段見えない部分は新車時の光沢が残っていますね。
タンク内の錆びも無いようで一安心。
先日の洗車でかけたワックスはとれてしまったので、仕上げにユニコンカークリームを塗って艶出しをしておきます。
ついでなのでキャップ裏の様子も見てみましょう。
気になるのはキャップのパッキン部分。
周辺部分にひび割れと段付き磨耗が見られますね。
CGL125のタンクキャップはパッキンがかしめ式で交換できないため、弾力がなくなり劣化するとキャップごとの交換となります。
そうなるとキーも交換しなければならず大事になるので、なるべくパッキンの劣化が遅くなるように気を使っていきたいところ。
タンクキャップのパッキンが給油口に密着していないと、これからくる夏の季節などは気化したガソリンが抜け出てしまう恐れもあります。
今回は一通り掃除してからパッキンにフッ素グリスを塗り込み、キーシリンダーにはシリコーンスプレーを吹いて引っかかり無く動くようにしておきました。
概ね点検と掃除が終わったところでいよいよタンクモールを取り付けてみましょう。
ヤマハ純正モールを取り付ける前にサイズの確認などしてみましょうか。
断面形状は上の写真の通りで、内側に「返し」が付いていたりします。
取り付けたモールを外れにくくするため、あるいはモール内部に水が入りにくくするためでしょうか?
モールの全長は約750mmで、溝の深さは約10mmでした。
ちなみにCGL125のタンクのエッジの部分も約10mmだったのでサイズ的には装着は可能そうです。
モールの中心部分をタンクの上側に合わせて両側に向かって押し込んでいきますが、写真の通りトップブリッジとの間隔が狭く力が入れにくいのではめることが困難です。
どうにも埒があかないので一旦タンクを外しました。
地面にゴムシートを敷いてタンク中央部からモールを押し込んでいきます。
抵抗感があり簡単には入っていきませんが、気温が暖かいせいかモール自体も柔軟性があるのでタンク単体ならスイスイはめ込んでいけます。
この位置まではめたらタンクを再び車体に戻して残りをはめていきます。
CGL125のタンクに装着し終わったヤマハ純正のモールはこんな感じ。
これはなかなか高級感があっていいものですねぇ〜。
ワンランクアップした感じがしますw
長さ的にはタンク下部の中間までなので中途半端な感じがしないでもないですが、XJRやSR400もこんな感じなのでまあいいでしょう。
雨で濡れた時にモールから水が抜けやすく?ていいのかもしれません。
水が溜まったままだと錆びの原因にもなりますしね。
今回は偶然入手したのがヤマハ純正のものでしたが、汎用品もあるようなので気分転換のドレスアップには手軽なカスタムでいいかもしれませんね。
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