先週の土曜日は大雨の中、「2りんかん祭り2016East」へ行ってきた訳なんですが、往復の道中では砂の浮いた路面を多く走ったことでバイクもかなり汚れてしまいました。
今週も台風の影響で不安定な天候らしいので出かけることはやめて、CGL125の足回りを中心にメンテナンス大会をやることにしましたよ。
まずはフロンホイールを外してフロントドラムブレーキの清掃をしてみます。
ブレーキシューの削れた粉状のカスがこんなにたくさんたまっています。
前回のブレーキメンテから約10ヶ月、4,000kmですが削りカスが多くて驚きました。
数ヶ月前から、特に湿度の高い日や雨の日にフロントのブレーキのかけ始めで甲高い音で鳴いていたためこれの影響もあったのかな?と思います。
ブレーキシューはこんな状態。
色の濃い部分はブレーキドラム内壁と接触している部分で、白いところは接していなようです。
下側のシューは全域均等に削れていますが上側シューの後ろ半分は接触が少なめで、シュー上側の接触面前側が湿度の高い日には引きずられてブレーキ鳴きが発生しているということでしょうか。
ブレーキパネルを分解して清掃、グリスアップをして元どおりに組み立て。
リアブレーキを分解する前に、久しぶりにドライブチェーンを清掃してみます。
大雨の中の走行で路面に浮いていた細かな砂を多く巻き上げたようで、ジャリジャリな感じだったので灯油で清掃。
しばらくつけ置きした後大胆にブラシでゴシゴシしちゃいます。
こんな時は安物のノンシールチェーンは楽ですね。
ちなみに純正フルカバーのチェーンケースを装着していた時はこれほど汚れることはなかったので、通勤などでバイクに乗る機会が多い場合スーパーカブみたいなビジネスバイクのフルカバーチェーンケースは大きな効果が期待できるということですね。
チェーンを灯油につけ置きしている間にチェーンスライダーの様子も見てみますか。
だいぶ減ってきたけどまだまだ大丈夫そう。
ブラシで汚れを落とした15,000km走行の純正チェーンはこんな状態。
きれいになったけど各リンクのガタが出てきた感じ。
そろそろ交換してもいい頃合いだけど、せっかく洗ったのでもうしばらく頑張ってもらいましょう。
ドライブスプロケットの歯もそれなりに減ってきたけど、変型や偏摩耗もなくまだまだ使えそうなので掃除して元どおりに組み立て。
ドリブンスプロケットも前回の点検とさほど変わらず、こちらも清掃して元どおりに組み立て。
続いてリアブレーキ。
ドラムにたまっていたブレーキシューの削りカスはこんな感じ。
自分ではリアブレーキを多用しているつもりだったけど、フロントに比べて削りカスが少ないみたいです。
こちらもブレーキパネルを分解して清掃、グリスアップして元どおりに組み立て。
リアホイールを外したのでリアサスペンションの汚れも見てみましょう。
やはり大雨で路面に浮き出た砂をかなり巻き上げたようで、スプリングの隙間やリアフェンダーの内側にたっぷり砂が付着していました。
スプリングの隙間やスイングアームもきれいに拭きあげてリアホイールを装着。
清掃したチェーンを装着して最後は洗車して今回のメンテナンス大会は終了。
本当はタペットクリアランスの調整までやりたかったんだけど、中腰でやらなきゃならない作業が多かったのと、予想外の暑さでヘトヘトになってしまいダウンしましたw
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