4年半ぶりのタイヤ交換

タイトル通り4年半ぶりにタイヤ交換をしましたよ。

さて前回のタイヤ交換はというと、2017年11月にティムソンのTS-607(フロント)とTS-608(リア)を同時に交換した記録が残っています。
このタイヤ、とにかく耐久性が抜群との評価があって、荒れた路面でのグリップもよく2万キロ以上使用できたとの情報等を元に購入したものでした。

実際にCGL125で使用したこの4年半の走行距離が約2万キロということでその耐久性を自分自身で実証することになった訳です。

前置きはこれくらいにして、今回購入した交換用のタイヤはこれ。

4年半ぶりに交換するタイヤのティムソンTS-607、TS-607

ティムソンのTS-607TS-608です。
4年半も使ったので違うものを選んでみたい気もしますが、やはりずば抜けた耐久性とCGL125には相性がとても良く気に入ったということもあって前と同じものにしました。
ちょうど二輪タイヤの値上がりが発表されたタイミングもあって比較的価格がお安いというのも見逃せないところです。

早速交換!と行きたいところですが、今回も自己責任でチューブレス装着する前提なのでまずは下準備ときましょう。

毎度のお約束ですが、チューブタイプのタイヤをチューブレス装着するのは危険なので絶対に真似しないで下さい。

タイヤのビードを広げるスペーサーを装着

前回の交換時にも実施したビードを広げるスペーサーの装着。
チューブを入れての交換であれば必要のないものですが、ビードをリムにできるだけ密着させて空気漏れを防ぐには欠かせないものです。

あと忘れていけないのはビード部分に残っている、いわゆる「ヒゲ」の切除。
これを残しておくとビード部分とホイールリムの間にわずかな空間が残り空気漏れトラブルの原因にもなりそうなので切り忘れがないよう時間をかけて処理して行きます。


というわけで一週間ほどタイヤのビードを広げる癖をつけていざ交換!
まずはフロントタイヤからですが、その前に新旧タイヤの比較などしてみましょう。

4年半使用した旧タイヤのサイドウォールのヒビがひどい。

4年半使用した割にはタイヤの溝が残っておりまだまだいけそうな雰囲気であるものの、サイドウォールのヒビを見ればこれ以上使用するのが危険であることは一目瞭然。
一見タイヤのデザインか?と思ってしまいそうな同心円状の溝が危うさを再認識させますね。

外したフロントホイールのアルミリムをスチールウールで磨く

さて4年半ぶりのタイヤ交換ということもあって多少手こずりましたが、旧タイヤを外しホイールの状態を確認。
チューブレス装着するタイヤのビードをリムに密着させるためスチールウールで汚れを落としておきます。

過去にはパーツクリーナーやピカールなどの金属磨きを使ってみましたが、ホイールリムだけでなく金属の汚れ落としにはスチールウールが最も早く簡単でした。
あと安いです(笑)

流用するクランプインバルブの他にバルブコア・バルブキャップ・パッキンを新品に交換

ホイールの汚れが取れたらお次はエアバルブの装着です。
今回は今まで装着していたクランプインバルブの本体を流用し、パッキン・バルブコア・バルブキャップを新品交換し、ホイールとパッキンの合わせ目部分に液状ガスケットを塗布してエア漏れ対策をしてみます。

クランプインバルブ装着後に液状ガスケットを塗布して気密性を保ちます

見た目は汚いですがリム幅の狭いチューブ用ホイールへのクランプインバルブの装着ではこれくらい液状ガスケットを盛っておいた方が安心ですね。

バルブが装着できたらホイールにタイヤを組んでいきます。
CGL125のフロントタイヤのサイズは2.75-18ですが、これくらい細いとビードクリームを惜しげなく塗りたくってやれば比較的簡単に装着することができますね。
そう、肝はビードクリームを惜しげなく!です。

エアバルブ関連の交換部品

続いてリアタイヤの交換ですが、フロント同様の流れで古タイヤを外して新タイヤを装着していきます。
こちらもチューブレス装着するためバルブ本体はつけていたものを流用、バルブコア・バルブキャップ・パッキンは新品交換とします。

やはり4年半も使用したせいかリアタイヤはリムへのビードの張り付きが強く万力を使用してのビード落としが必要でしたね。
一度タイヤの回転方向を間違えて組んでしまい、一回多く脱着作業をすることになって余計な体力を使って疲れました(笑)
作業するときは一つ一つ指差し確認が必要ですね。

新品タイヤに交換したリアタイヤ

組み上がったリアタイヤです。
やはり4年半ぶりの作業ということもあって要領が悪く前回よりも時間がかかってしましました。
午後から雨の予報もあったりで焦りもありましたが、やはり落ち着いて一つ一つ確認しながらの作業を心がけたいものです。

新品交換した前後タイヤの状態

というわけで組み上がった前後のタイヤを見てみましょう。
いいですね新品のタイヤは。
これで当分は安心して走れるというものです。

早速試走と行きたいところですが、エア漏れがしていないか?前後とも空気圧を300kPaほどにして様子を見てみます。
短時間でエア漏れしてなければとりあえずは大丈夫でしょう。


さて前回のタイヤ交換時にも実施したタイヤサイズの計測をしておいたので表にしてみます。

TS-607(旧)TS-607(新)TS-608(旧)TS-608(新)
外径約605mm約615mm約618mm約624mm
高さ約65mm約68mm約64mm約68mm
約75mm約76mm約91mm約89mm

多少の誤差はあるものの新品時に比べて外形が小さくなっているところが目立つ変化の部分で、タイヤの減りに伴うものであるのは概ね似たような傾向になると思います。

4年半使用した取り外したタイヤの状態

最後に4年半、約2万キロ使用した外したタイヤの状態を見てみましょう。
これだけの期間・距離を使用したタイヤであっても中央の溝が残っていてスリップサインも出ていない状態。
私の場合週末利用で年間の平均走行距離は5,000kmくらいですからこんなものなのでしょうが、通勤利用等の過酷な条件でもコスパは高いタイヤなのかもしれません。

いわゆる「峠を攻める」等のハードな使い方はしないのでコーナリング時のグリップ性能も満足だし、何より長期間使用しても性能の変化が大きくなく安心して使用できるのがこのタイヤの気に入っている点ですね。
新品交換したタイヤは今後また4年間程度使用することになると思いますが、その頃果たしてTS-607、TS-608が販売されているのか?そもそもCGL125を故障なく維持していられるのか?まったく予想もつきませんが、できることなら次回もこのタイヤを使いたいですね。

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