エアフィルターの洗浄とオイル交換

3月に入って暖かい日々が続きようやく春の訪れを感じる今日この頃。
春一番が吹いて以降花粉症に悩まされる毎日ですが春のツーリングシーズンに備えて我がCGL125の軽い整備を実施してみましたよ。
今回はオイル交換とエアフィルターの清掃を中心とした軽整備を実施し、毎年5月の足回り整備へ向けて各部の状態を確認してみることにします。

まずはエアフィルターの清掃から。
CGL125のエアフィルターは見ての通り目の細かさが二種類のスポンジフィルターを二重に巻いて装着するタイプで、路面状況のよくない地域の過酷な環境下でも効率よくダストをキャッチできる構造になっています。
このスポンジフィルターは洗浄すれば何度でも使用できるためメンテナンスが容易で大変使い勝手がよいですね。

さてフィルターの状態はというと、1年半放置してた割には目立つゴミはなく多少の汚れがあるのみ。
ただ細かなダストはオイルを浸したスポンジに付着してるでしょうからやはり定期的な洗浄は必要です。

適当なバケツに台所用中性洗剤を水で溶いて二回ほどもみ洗い。
真っ黒な水が出てくるかと思ったけどそれほどでもなかったのでこの後二回ほど水ですすいで自然乾燥。

スポンジは一度濡らしてしまうと晴れていても短時間では乾かないので、エアフィルターの洗浄は一番最初に作業しておいた方がいいですね。

続いてはエアフィルターのストレージタンクとクランクケースの間に設置した自作の内圧コントロールバルブの洗浄。
この冬の間に油水分離ホースに溜まった分離水の量はこんな感じ。
今期はあまり乗る機会が多くなかったけど、毎年概ねこれくらいの量が分離されますね。

自作内圧コントロールバルブの各パーツは分解して洗浄。
パーツクリーナーを使うのが勿体無いのでこちらも中性洗剤と使い古しの歯ブラシできれいにしておきました。
こちらも他の作業をやってる間に自然乾燥させておきます。

いよいよオイル交換です。
前回の交換から約四ヶ月、1,200km走行後の今回ですがオイルの汚れ具合はどうでしょうか。
使用オイルは今回も慣らしの短期間交換前提で、自己責任で四輪車用鉱物油を800ml投入します。
(真似しちゃダメですよ!)

オイルを排出してる間にネオジム磁石を取り付けたドレンボルトの様子を見てみます。
トランスミッションのギヤーが欠けていた頃は大きな金属片が付着することが多かったですが、ミッション交換後の前回オイル交換時と同様に細かな金属片とスラッジが付着してて、新品のトランスミッションが馴染んでいく過程であろうことが伺えます。

で、前回給油時に洗浄効果のある燃料添加剤を投入しているんですがこれの洗浄力はなかなか強烈らしく、洗浄によってオイルが通常より汚れるほかエンジンの各部合わせ目等からのオイル滲みが目立つこととなります。
ヘッドカバーとシリンダーヘッドの合わせ目が一番目立つところですが、各キャップ等も周辺へのオイル滲みがみてとれますね。
添加剤を入れたガソリンがほぼ消費されてしまえばそれ以降はこのような目立つオイル滲みは発生しません。

さて排出したオイルは燃料添加剤使用時の特有の異臭を放ち、今回はスラッジ多めで真っ黒に汚れていました。
走行距離は少なめでしたが最近はエンジンのノイズも多めに感じていたのでちょうどいい交換時だったのでしょう。

今回の廃油処理ですが、100円ショップのセリアで購入した廃油処理パックを使用してみます。
0.6Lの容量で二回分が1パックになって110円なので、オイル容量800mlのCGL125の一回分のオイル交換には適していそうです。

で排出されたオイルを一箱2パックにそれぞれ半分ずつ投入してみました。
廃油があふれることなく全量処理できましたよ。
いい感じなので次回からもこれを使うことにしましたw

この後は新しいオイルを投入、汚れの目立つ部分の拭き掃除やチェーンの簡単な洗浄と給油・張り調整などをして各部の目視点検をやっておきました。

全体的な確認が済んだタイミングで洗浄したエアフィルターのスポンジを確認。
うまい具合に乾いてたのでサービスマニュアルの記載に従って乾いたスポンジにエンジンオイルを適量塗布し、ビニール袋の中でモミモミして全体的に行き渡らせておきます。
こんな時には以前物置から発掘した使い道のない四半世紀もののオイルが役立ちますw

最後にエアフィルターの取り付けと自作内圧コントロールバルブを組み立て装着。
投入した新しいオイルのレベルを確認して今回の作業は終了。
ここのところ重めに感じたスロットルレスポンスもオイル交換とエアフィルターの洗浄の効果か?軽やかな回転になったようにに感じましたよ。

年始から例年にない寒さで簡単な点検・整備すらもサボっていましたが、やればやっただけバイクの状態は良くなるのでやはり定期点検はしなきゃいけないな、と感じた今回の軽整備でした。

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