HONDA CGL125 の購入まで

今回はCGL125の購入までについて書いてみます。

このバイクを購入する前にスズキの原付バイク、新聞バーディー(BA42A)を足代わりとして使っていました。
2万円ほどで購入したバーディーは新聞仕様のため、ノーマルモデルよりドライブスプロケットが1丁少なくて通常の乗車ではすぐにエンジンが吹けきってしまい幹線道路でも流れに乗って走行することが困難でした。
その後スプロケットを2丁上げにし、ノーマルモデルの前後キャリアや定番のアイリスBOXを装着したり、破損箇所を修復しつつそれなりに楽しんでいました。

SUZUKI Biredie 50(BA42A)新聞バーディー改

ロータリーギアの操作も慣れてしまうと便利なもので、燃費もどんなに回しても平均燃費はリッター40キロを切ることが少なく経済的で良いバイクでした。
しかし、やはりそこは原付。30キロの速度制限や二段階右折のわずらわしさ、燃料タンク容量の少なさから来る航続距離の短さなど不満な点も出てきました。

そんなことから二種の原付が欲しくなりバーディー90やメイト80などを探してみるもなかなか良いものが見つからず、それならばYBR125とかGN125などの中国製バイクはどうか?と考えたのが2013年の夏ごろでした。

ネットで調べてみるとやはりメジャーどころのYBRやGNなどは総額で20万円以上するようで、ちょっと予算的に無理だな~と思っていたところ、某バイクショップで「CGL125」という何か懐かしいデザインのバイクを発見しました。
後で知りましたが、外観は1982年発売のホンダCB125JX(JC09)とそっくりだが、キャストホイールに前後ドラムブレーキ、ヘッドライトが角型→丸型に、エンジン動弁機構はOHVと、なんとも微妙な構成。
しかし車体価格が99,800円!総額でも15万円ほどとなかなかリーズナブルなバイクでした。
しかしどうも前輪ドラムブレーキというのが気になってその時は見送りました。

CGL125(この写真だけ見るとカラーリングも変だしなんとも微妙な感じw)

その後何度かサイトをチェックしているといつの間にか車体価格が79,800円に値下げされ、さらに12月にはなんと車体価格が64,000円に値下げされている!
総額でも12万円くらい、自賠責はバーディーのを移せばもう少し支払いが安くなるな!と思い2013年末にCGL125の購入に踏み切りました。

コメント

  1. はじめまして、私も二十年ぶりくらいにクラッチ付のバイクを乗り始めました。昨年スズキのGS125E(20年以上前のバイク)を購入し、今年になって、バイクブロスを見ていたらCGL125をみつけたので、安かったので何も考えずについつい購入しました。GS125Eは何も問題なく走るので気にならないのですが、CGL125は中国製なのか、平坦な道でも吹けが悪く感じます。何か情報がないかと探していたら、このプログに行き着きました。私自身、整備は素人なのでガソリンをハイオクにして試しましたが、それほど走りは変わらなかったです。今日は峠の道を走りましたが、上り切らないのではないかと思うほどでした。ツーリングの記事もたくさん載っていますが、走らない様な記事は、書かれていないので、自分のバイクが走らないだけなのかなと思い、メールさせていただくことになりました。何か情報がありましたら教えてください。よろしくお願いいたします。パソコンなども不慣れですので、失礼などあったら申し訳ないです。

    • horiken様
      はじめましてコメントありがとうございます。
      数少ないCGL125のオーナーさんからのコメントはちょっと嬉しいですw

      さてお乗りのCGL125はエンジンの吹けが悪いそうですね。
      私のCGLは過去様々なカスタマイズをしてきたので、正確なお返事ができるか定かではない、との断りを入れさせていただきつつお答えしてみようと思います。

      まず私のCGLはこの記事にも書いた通り2013年末に新車購入したものですが、少なくとも「吹け」という事でいうとノーマル状態の平坦地では7〜8,000rpmあたりで谷間を感じるものの9,000rpmまで気持ちよく回りましたし、登り坂でも1速でなければ登れないほどの急坂でもない限り上り切れないのではと思うほどのパワーの無さは感じませんでした。
      過去に、同時期に新車購入されたCGL125オーナーさんの車体を試乗する機会がありましたが、傾向としては私のものと変わりありませんでした。
      次にhorikenさんのCGL125は今年購入されたとの事ですから中古での購入だと思いますが、horikenさんのおっしゃるような吹けの悪さと言うのは上記の事からCGL125固有の症状とは違ったものと思います。
      そこで推測されるものとしては、horikenさんのCGLは現状エンジンが不調なのではないか?という事です。
      あくまで推測ではありますが、まずキャブレターや吸排気バルブのタペットクリアランスが正常であるか?
      と言う部分を確認してみてはいかがでしょうか。
      仮に中古購入の割に走行距離が短かった場合、放置期間の長さからキャブレターの各ジェット類の詰まりなどはあり得る事なのではと思います。
      見当違いの返答になってしまったとしたら申し訳ありませんが、少ない情報の中から思いつくのはこれぐらいかな?と思いました。

      あとこれは余談ですが、ノーマルで吹けがよくなる状態になったとしてその後のカスタムとしてオススメなものが幾つかありますが、その効果が大きいと思われるものとして、ビッグキャブと16Tドライブスプロケットへの換装があります。
      今現在私のCGLはあるカスタムの前段階としてキャブとスプロケットをノーマルに戻してますが、15Tスプロケットの忙しないシフトアップとノーマルキャブのトルクの細さがとても気になっています。
      まずドライブスプロケットを16Tに変えることでハイギアードになり忙しないシフトアップはかなり改善できます。そしてキャブレターですがノーマルのPD22からPD24相当の中華京浜PZ27に変えることで低中速域でトルクがアップし、平坦地での中間加速や登坂時のアクセル開度が少なくなることでだいぶ乗りやすくなります。
      これらのパーツは基本的に取り替えるだけのポン付けですから難易度は低いほうだと思います。
      値段も比較的安価なわりに、明確に違いを感じられるパーツなので機会があったら試してみるのも良いかと思います。

      以上、また何かありましたらコメントをお寄せください。

  2. すんやさん、ご回答ありがとうございます。キャブレターあたりがあやしいですね。この時期にもかかわらず、チョークを少し引いた状態でないとエンジンはかからないのですよ。昨日は、エンジンの回転を上げて、チョークをもどしたら、それでもエンジンは止まりますからね。平坦地では、ギヤチェンジを早めにして走れば、60キロくらいまでは何とか走るので平坦地限定ということで楽しみたいと思います。元々、中国製とわかって購入したので期待はしていなかったので、すんやさんのプログを見ていじくりたいと思います。また報告させていただきます。

    • やはりキャブレター周辺・ジェット類の詰まりでしょうかねぇ。
      あとプラグなど点火系の点検もしたほうがいいのかな?
      ちなみに私のCGL125は夏はもちろん、真冬でもチョークなしの一発始動です。
      むしろチョークを引くとエンジンがかかりません。

      サービス終了のお知らせ


      上記のページ等を参考に、現状どのような症状になっているのか探ってみるのも解決の糸口に成るかもしれません。

      中国製とはいえ、作りの雑さや品質管理の悪さを除けばよく走るいいバイクですよ。
      整備とメンテナンスを欠かさなければいい意味で期待を裏切るバイクだと思っています。
      個性的なOHVの鼓動が感じられる貴重なエンジンですから、しっかり調整して気持ちよく走れるようにしてあげてくださいね。
      ご報告お待ちしてますよ!

  3. すんやさん、いろいろとありがとうございます。じっくりといろいろなことを試したいと思います。

    • 日本では数少ないCGL125ですからぜひ完調にしてあげて欲しいです。
      調子よくなったらあちこちツーリングに連れ出してやってくださいね。

  4. すんやさん、お世話になります。すんやさんの指摘でキャブの詰まりを何とかしようと、整備の素人の私としては、動画などで、ワコーズのフューエル1がキャブの詰まりなどを除去をするとあったので試してみました。規定の量を入れて吹かし気味に走らせたら、40Kmくらい走らせたところで少し改善が見られ、80Kmで見事に詰まりが取れたみたいです。うれしくなって前回苦労をした峠を走ってみましたが、ホンダ特有のスムーズなエンジンの回転がもどってきました。中古で1000Kmくらいのバイクで大阪で乗られていたので、すんやさんの言うとおりキャブの詰まりだったのでしょうね。走りに関しては解決できたので、次はライトの球が心細いので何か、代わりがないか調べてみたいと思います。また、いろいろと参考にさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

    • horikenさん

      洗浄剤で改善できたとのことで、比較的簡単に調子が取り戻せて良かったですね!
      条件にもよるでしょうが、今回の実験結果が他のユーザーさんの同様なトラブルに役立つかもしれません。
      こういった情報を共有できるのは有用なことだと思いますので、ご報告がいただけたのはありがたいことです。
      今後は調子を取り戻したCGL125とGS125Eとの違いなど楽しみつつ比較できますね。

      さてお次はヘッドライトの改善ですね。
      確かに純正状態のヘッドライトは暗い上に配光が悪く夜間走行では心細いものでした。
      ハロゲンバルブに変更したり、H4Rバルブにしたり、私もいろいろな改善策を試してみましたが、今は「ホンダVT250スパーダ」のガラスレンズを搭載し、明るくはないものの配光の改善ができてまずまずの状態にはできました。
      できるならH4の55Wバルブを使用して明るさの改善もしたいところですが、以前試したところバッテリー上がりを起こしたため断念しました。
      当ブログにもヘッドライト関連の改造を記事にしていますのでよろしければごらんください。
      (右上にある検索ウィンドウから「ヘッドライト」と入力・検索すると関連記事の一覧が出てきます)

  5. 初めまして。
    先日、125ccのバイクを探し求めてバイク屋に行ったところ、CGL125を見つけ一目惚れしました。
    しかしながらこのバイク、まったく情報ゼロで、購入していいものか悩んでいます。
    お店の方は、パーツは店で対応するし、中華製といっても意外と?問題ないよと言っていましたが…
    一度冷静になろうと家に帰り、パソコンを開いてみたところ、唯一このブログがあったので、たまらずコメントをしてしまいました。
    一通りブログを見ての3点ご質問ですが、、
    1.実際の燃費はどのくらいでしょうか?
    2.店で乗った際にシートがとても固く感じたのですが、ポジション等乗ってて問題ないでしょうかる
    3.片道30kmの通勤に使用予定です。使用頻度や走行距離でいえばかなり多いですが、CGL125は元気に走ってくれそうに思えますか?
    以上、お忙しいところ恐縮ですが、このことについて教えていただけると、とても嬉しいです。
    よろしくお願いします。

    • 初めまして、コメントありがとうございます。

      CGL125のご購入検討とのことで、もし入手されるとしたら同型車のオーナーが増えるのはとても嬉しいことですね!

      さてご質問の件ですが、
      1.燃費はノーマル状態で概ね35km/l〜40km/lといったところでしょうか。
      同型エンジン搭載のCG125だと車重が若干軽くタイヤが細いせいで人によっては45km/lくらいに伸びるそうです。
      ちなみに今現在私が乗っているCGLは、ここ2〜3ヶ月の間では平均43km/lという数字が出ています。
      これはローラーカムフォロアーやスパークプラグの交換などのロス軽減策が功をそうしてるようなので、あまり当てにはしないでください。
      あと走行環境(坂道や加減速の多少など)やライダーの体重などが大きく影響すると思いますので個人差があると思いますが少なくとも30km/l以上は走ると思いますよ。

      2.シートについては、私の個人的感想としては1日300km以上のツーリングでもあまり疲れを感じません。
      ハンドルの位置も高めでゆったりしたポジションなので苦痛に感じたことはないです。
      ただ今時のバイクに比べてシート幅が広くシート高も高めですし、体格による個人差もあると思うので一概には言えませんが・・・

      3.使用頻度多め、についてですね。
      まずベース車両となったCB125JXの車体や70年代から変わらぬ基本設計のCG125搭載のOHVエンジンは今現在熟成しきった枯れた技術の塊で、中国製の品質を心配する部分はあると思いますが、定期的なメンテナンスを欠かさなければ信頼性と耐久性の高いバイクだと思っています。
      意外なことに心配だったゴムパーツの耐久性も悪くなく元気よく走ってくれます。

      以上ですが、個人的な見解としては全く問題ないと思っていますしとても気に入っています。
      パーツの入手性については購入当時中国製ということで心配していましたが、調べてみると国内で入手可能な互換パーツも多く、個人輸入で現地の純正部品を入手することも可能です。
      繰り返しになりますが常識的な範囲内のメンテナンスをしてれば問題なく乗り続けることができると思っています。
      日本国内より道路事情が過酷な環境下の南米や中国大陸で大量に生産・使用されているバイクらしいので耐久性や整備性は良好なのでしょう。

      最後にHONDAの公式サイトにあるCG125のページをご紹介しますのでご一読をお勧めします。
      (CGLと同型エンジン搭載車です)

      語り継ぎたいこと 〜チャレンジの50年〜: 写真やエピソードで語るHondaの50年史
      「語り継ぎたいこと」は、1999年の創業50年時に作られた写真やエピソードで振り返るHondaの50年史です。

      また何かご質問等ありましたらどうぞ!

  6. 返信及びわかりやすい説明ありがとうございます!
    とってもわかりやすくて助かります!
    本音を言うと、あの独特のスタイルや珍しさに心奪われていて、購入一直線です(笑)
    あと他にも調べるうちに聞きたいことが増えたので質問いいですしょうか?
    まず、OHVエンジンについてですが、特殊な整備方法や取り扱い注意点などありますか?また「加速!、最高速!」といったエンジンではないのかな〜と思いますが、走りだし・安定する速度・最高速はどのくらいでしょうか?
    次に私が一番不安なドラムブレーキ(前輪)についてですが、日常(特に雨天)で心配とか乗りにくさはないでしょうか?
    補足ですが、このブログに習って、購入時にタイヤとライトは変えようと思ってます。
    時間があればご回答よろしくお願いします。

    • コメントありがとうございます。

      CGLにの独特のスタイルにすっかり虜のようですね!
      私も購入前は迷ったものですが今ではすっかり気に入ってしまい乗り換える気にはなりません。
      廃車になるまで一生付き合っていこうかなんて思っていますよ。

      さてご質問の件ですね。
      OHVエンジンの取り扱いについてですが、もともと設計段階で熟練者でなくても容易に整備できるようわざわざOHV形式にしたということもあり、特殊な整備方法はないと思います。
      通常の整備であればオイル交換とタペットクリアランスの調整くらいなもので、ある意味メンテフリーといってもいいほどの手間いらずなエンジンだと思います。
      (もちろん定期的なメンテナンスは必要ですよ)
      エンジンは今時の125ccMT車と違いショートストロークの高回転型エンジンと言えますが、低回転域のトルクもありますし、私の感覚でいえば常用域は5〜8,000rpmくらいの最大トルクが出る領域でストレスなく走れる感覚です。
      もちろんレッドゾーンの10,000rpm以上まできれいに回りますが、通常そこまでは使わない感じですね。

      最高速は法的問題があるのでここには書きませんが、3桁出すと不安感があるので出しませんが出ます。
      ストレスなく安定した速度域は40〜60km/hくらいかな?
      決して早くはないけど幹線道路でも流れにのって走ることができますね。

      続いてドラムブレーキですがやはり不安に思う部分ですよね。
      私も心配していましたが、通常の街乗りレベルならそれなりの制動力はあると思います。
      私はブレーキシューの互換情報を調べる過程で社外品の安物を買って交換してみましたが、たまたま試しに買ったシューがとても効きのいいものだったのでそれ以来使い続けています。
      この辺りは記事にしてありますので参照していただければと思いますが、社外品の定評のあるブレーキシューに交換すれば安心感があると思いますよ。
      もちろん定期的なブレーキダストの清掃とグリスアップも欠かさずに!
      それから雨の日の制動力についてですが、ドラムブレーキは湿度の高い日ほど唐突に効き始める傾向があるのでこの辺りはリアブレーキの比率を多めにするなど握りゴケしないように工夫する必要があると思います。
      タイヤのウエット性能も関係する部分なのでそのあたりも考慮したほうがいいかもしれません。

      あとこれは性能についてのものではありませんが、やはりドラムブレーキの絶対的なストッピングパワーはディスクブレーキに比べると劣るものだと思っているので、私の場合では制御しきれないほどのスピードを出す気がなくなり結果としてドラムでも間に合っているという状態とも言えます。
      もし現在純正タイヤが付いてるとしたら、経年劣化で加速・制動の性能は低下してると思うので交換したほうがいいかもしれません。
      ヘッドライトはBA20D(H4BS)という特殊なタイプのバルブなので、これを機会にLED化するのもよさそうです。
      配光に問題はありますが明るさは向上するでしょう。

      以上、また何かありましたらご質問どうぞ!

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